教会の紹介

1. 牧師の挨拶
17年前、家族とともに韓国のソウルから参りまして、沖縄での生活は今年18年目を迎えております。このように紙面を通してご挨拶ができることを嬉しく思います。
長い歴史を通して韓国と沖縄は深い関係を持って来ました。500年ぐらい前、韓国の陶工たちがこの沖縄に来て文化的な交流があったし、政府の間にもさまざまな交流がありました。このような交流は今まで続いていて、特に韓国の濟州島と沖縄の間には多くの交流があると聞きました。実は濟州島と沖縄はいろいろな面でとても似ています。島という面がそうだし、自然の環境もすごく似ています。それだけでなく、戦争を通して大きい被害を受けた経験があることも共通点であります。このような共通点があるから、いろいろな交流を持っているのではないかと思います。私がこの沖縄ですごしながらたまに驚くことは、発音が似ている単語が多いということです。もちろん漢字を使っている同じ東洋圏として、互いに影響を受けながらそのような現象が起きたかもしれませんが、あまりにもその数が多いことに驚きます。それで個人的には沖縄に関して親密感を持っていて、沖縄の方も同じ考えをもっておられると聞きました。
私は今教会の牧師として勤めております。2010年4月に浦添市伊祖地域に日本同盟基督教団所属の浦添ジョイ教会が新しく立てられましたが、この教会で牧師として勤めております。浦添ジョイ教会は、神様を愛し、隣人を愛することを教会のもとにして、世の光、地の塩としての役割を果たして、福音を広く宣べ伝えるよう祈っています。集会は、日曜日の午前10:30からささげる主日礼拝を中心にして、水曜日の午後7:30からは水曜祈祷会が行われています。まだ沖縄に関して、特に浦添に関してわからないことが多いですが、すごしながら一つずつ学んでいただきたいと思います。機会が与えられれば、皆様ともよい交わりを分かち合いたいと願っております。特に教会では礼拝だけでなく、聖書の学び、文化活動の一環として韓国語教室や韓国料理教室などを開催しておりますので、関心のある方はいつでもお越しくださりご連絡ください。

2.教会の紹介

創立:2010年4月1日

ビジョン
神様を愛し、隣人を愛する教会(マルコの福音書12:30-31)
地の塩として仕え、世の光として輝く教会(マタイの福音書 5:13-16)

神様を愛することを基にする教会(礼拝)
隣人への愛を通して地域社会に仕え、神の国を立てて行く教会(奉仕)
各信者がクリスチャンとして社会的,個人的に光と塩としての役割を果たす教会(教育)
☞ 礼拝、奉仕、教育に力を入れて伝道(宣教)する教会

教会の名前の意味
Jesus First     神様を第一にする教会
Others Second 隣人を第二にする教会
You Third       自身を第三にする教会

3.所属:日本同盟基督教団

沿革
本教団の歴史は、15名の宣教師が横浜に上陸した1891年11月22日に始まる。彼らを派遣したのはフレデリック・フランソンとその仲間たちが米国シカゴで設立した北米スカンジナビアン・アライアンス・ミッション(SAM)であった。彼らは福音未伝の地、伊豆半島、房総半島、伊豆七島、飛騨地方に伝道し、さらにアイヌ人地域への伝道も試みようとした。
当初は教会設立を意図しなかったが、宣教師と牧師、信徒の協力によって生み出された諸教会は、1922年に日本同盟基督協会を組織した。戦時体制下、宗教団体法施行にともない、1940年日本聖化基督教団を設立。1941年には日本基督教団第8部に所属した。その一部が戦後同教団を離脱し、1948年に再来日した宣教師団SAM、改称してThe Evangelical Alliance Mission(TEAM)と共にゼ・エバンゼリカル・アライアンス・ミッション(日本同盟基督教団)を設立した。現在は協力を終了したが、スウェーデン・アライアンス・ミッション、スイス・アライアンス・ミッションとも協力して戦後の伝道と教会形成を進めてきた。
教団の意思決定機関は教団総会であり、2013年より宣教区代議員による代議制教団総会へ移行した。教職の養成は、同盟聖書学院(1950年開校)を一つの前身校とする東京基督教大学(2012年度より大学院神学研究科開設)他で行っている。
本教団は、「聖書信仰、宣教協力、合議制」を三本柱として、聖霊の力により、キリストの宣教命令に応えて、神の栄光を現すことを存立の目的としている。宣教協力においては「国内宣教、国外宣教、青少年宣教」を3つの動輪とし取り組んでいる。国内では積極的な開拓伝道と堅実な教会形成のため2006年から宣教区制を導入し、2018年現在、全国に16宣教区255教会・伝道所がある。また「日本とアジアと世界」に仕える教団として1975年に最初の宣教師を台湾に派遣して以来、これまでに台湾、インドネシア、カナダ(北米先住民)、タイ、パプアニューギニア、ブラジル、モンゴル、南アフリカ等に宣教師を派遣してきた。青少年伝道は、教団が保有している松原湖、浜名湖のバイブルキャンプなどを用いて青少年の救いと育成に力を注いでいる。

理念(三本柱)
教団の性格として「聖書信仰‧宣教協力‧合議制」と言う三原則を持っている。
聖書信仰:聖書が神の霊感によって記された誤りのない神のことばであることを認めることを意味する。
宣教協力:宣教区内教会、教団及び友好宣教団体と協力して活動を行う。これに基づいて、2018年現在、全国に255箇所の教会が16の宣教区にそれぞれ属している。
合議制:教団総会、教会総会、理事会などすべての会議が合議制の原則で行われ、教団総会では全議員で協議し、教団と教会の問題は理事会と教会の合議で行われる。

信仰告白(教憲第1条)
第1条 本教団は、聖書の啓示するイエス・キリストを主とする公同教会の一員であり、聖書信仰に立って次の信仰を告白する。
「我らは、聖書において啓示され、使徒信条をはじめとする公同の信条が言い表し、宗教改革において鮮明にされた信仰にもとづいて、次のように信じ、告白する。
1.旧、新約聖書66巻は、すべて神の霊感によって記された誤りのない神のことばであって、神の救いのご計画の全体を啓示し、救い主イエス・キリストを顕し、救いの道を教える信仰と生活の唯一絶対の規範である。
2.神は霊であり、唯一全能の主である。神は永遠に父と子と聖霊の三位一体であって、その本質において同一であり、力と栄光とを等しくする。
3.神は、永遠の御旨により万物を創造し、造られたものを摂理によって統べ治める絶対主権者である。
4.はじめに人は、神のかたちに創造され、神と正しい関係にあった。しかしサタンに誘惑され、神のいましめに背いて罪を犯し、神のかたちを毀損した。それゆえ、すべての人は生まれながら罪と悲惨、死の支配のもとにあり、思いと言葉と行為とにおいて罪ある者である。自分の努力によっては神に立ち返ることができず、永遠の滅びに至る。
5.主イエス・キリストは、父なる神のひとり子であって、聖霊によって宿り、処女マリヤより生まれたまことの神にしてまことの人である。主は我らに代わって十字架にかかり、死んで葬られ、よみにくだり、三日目に死者の中からよみがえり、我らのために贖いを成し遂げ、我らに永遠のいのちを与えた。主は天に昇り、父なる神の右の座に着き、大祭司として今も我らのために執り成している。
6.聖霊は、我らに父と子を示し、罪を認めさせ、赦しを与え、我らを新たに生まれさせ、神の子とする。人は、自分の行いによらず神の恵みにより、主イエス・キリストの贖いのゆえに、キリストを信じるただその信仰によって義と認められる。さらに、聖霊は、助け主、慰め主として我らの中に住み、我らを主と同じかたちに造りかえ、我らに御旨を行わせ、世の終わりまで我らとともにあり、我らをキリストとの共同相続人とする。
7.教会は、聖霊によって召し出された神の民、主イエス・キリストをかしらとするからだであり、羊飼いなる主の御声にのみ聴き従う羊の群れである。地上の教会は、再び来られる主を待ち望みつつ礼拝し、みことばを説教し、聖礼典を執行し、戒規を重んじ、聖霊の力によって全世界に福音を宣べ伝える。
8.終わりの時に、主イエス・キリストはみからだをもって再臨し、生ける者と死せる者とを審判する。主は我らをからだをもってよみがえらせ、我らをご自身の栄光と同じ姿に造りかえ、万物を新たにし、神の国を完成する。アーメン。」