聖書 ヨハネの福音書１章19～34節
1:19 ヨハネの証言は、こうである。ユダヤ人たちが祭司とレビ人をエルサレムからヨハネのもとに遣わして、「あなたはどなたですか。」と尋ねさせた。|
聖書箇所 ヨハネの福音書１章19～34節
説教題 『世の罪を取り除く神の小羊』 ■序論 ヨハネの福音書1章はアドベントによく開かれるが、ペンテコステも現わしている。水のプテスマを授けていたヨハネは「世の罪を取り除く神の小羊」を伝えた。 １、荒野で呼ばわる者の声（19～２４節） バプテスマのヨハネは祭司ザカリヤ夫婦の間に生まれた。彼はイザヤ書で預言されている通り、荒野において主の道を整えた。エルサレムから遣わされた祭司とレビ人は彼が何者なのかを尋ねた。まずヨハネは自分がキリストではないことを明言する。そして、マラキ書で預言されているエリヤでもなく、預言者でもなく、「荒野で叫んでいる者の声」と名乗った。彼の父ザカリヤは男の子誕生の告知を聞いたが信じず、子どもが生まれるまで声を失ったが、ヨハネは主のための声に徹した。主の御名を伝え広めるために、私達も主を信じて、主のために声を上げよう。 ２、水のバプテスマを授けるヨハネ（25～28節） ヨハネがヨルダン川で水のバプテスマを授けたのは、➀彼の後に来られるキリストと➁聖霊によるバプテスマを待ち望ませるためであった。彼は自分の立場を謙虚にわきまえつつ、キリストのくつのひもを解く値うちもないことを告白している。ヨハネは自分が不十分な存在であることを認めてへりくだっていた。しかしキリストのことは大胆に証言した。私達も人々にキリストを伝える際に、どのように紹介しているか。ヨハネの福音書には「わたしは…である」とキリストがご自身を語っておられる。欠けだらけの者でも、完全なお方であるキリストを証言するために備えよう。 ３、聖霊のバプテスマを授けるキリスト（29～34節） ヨハネはキリストにバプテスマを授けた。その際に聖霊が鳩のように下ってその上にとどまるのを見た。ヨハネはキリストを「世の罪を取り除く神の小羊」と呼んだ。旧約に登場する羊は、人の罪を贖うがそれは限定的なものだった。しかし、キリストは全人類の全ての罪を十字架で贖って下さるお方である。そしてキリストは聖霊のバプテスマを授けるお方である。水のバプテスマは生涯で一度きりだが、聖霊のバプテスマは生涯ずっとそこにとどまり続けることができる恵みである。聖霊のバプテスマはキリストを証言するために力を与える。日々聖霊の力をいただこう。
■結論
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