神様と共に

主の御名を賛美します。

私が初めて教会に関わったのは、小学校6年生の時でした。
それから、中学、高校と不思議なことに何らかのかたちで教会に関わってきました。
高校と短大は、長崎にあるミッション系の学校に通い、キリスト教の授業を受け、教会にも通いました。
にも関わらず、その頃の私は、神様という存在をただ漠然と信じてはいたものの、
キリストの十字架は自分と直接関係があるものとして感じてはいませんでした。

「私は赦してもらわなければいけないような罪は犯していないし、神様を必要とするほど弱い人間でない。」
今振り返ると、正直な話し、こんな風に考えていました。

短大を卒業して直方に帰った私は、ジャズダンスを習い始めたのですが、
そこで教会に行っている女性に出会ったのです。
ダンスの先生であるその人は、車の免許のない私を毎週家まで送ってくれました。
その車の中で、その頃私が抱えていた悩みを親身になって聞いてくれたのです。
私はその人に誘われて今の教会に行くようになりました。

その頃、自分ではどうすることもできない悩みと自分の心の中にある
どうしても人を許すことができない心、人を憎む心に直面して苦しんでいました。
そんな中で私は、牧師が語る聖書の話しを通して、罪の問題やキリストの十字架を自分自身のこととして、
初めて信じることができたのです。そして、聖書のみことばの一つ一つが心につきささってきたのです。

それから、しばらくして洗礼を受ける決心をし、洗礼準備講座を受けることになりました。
最後の講座で、「あなたはイエス・キリストが自分の罪のために十字架にかかって下さったことを信じますか?」との問いに
「はい、信じます。」と答えた後、何故か涙があふれてとまりませんでした。
そして家に帰り祈った時、何とも晴れ晴れとした気持ちになったことを今でも忘れることができません。

あれから5年、時には後ろ向きになることもありましたが、
神様はある時は牧師の聖書のお話を通して、ある時は祈りの中で直接私の心に語って下さいました。
時には失敗もし、また信仰の歩みの遅い私ですが、神様はそんな私といつも共にいて支え続けて下さいました。
そして本当に小さな者である私を、サンデースクール(教会学校)の教師として神様の働きに参加させて下さり、
その働きを通して、いつもすばらしい恵みを与えて下さっておます。
この裏切ることのない方に信頼し、これからも歩み続けて行きたいと思います。

直方クリスチャンセンター

K・I

back