『日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団、略して日本アッセンブリー教団は聖書信仰に立つ福音的教派の中でも、特に聖書的聖霊体験を主張する教団です。』
これが洗礼の時にもらう「アッセンブリー教会員必携」という小冊子に書いてある説明です。いきなり言われても具体的にほかの教会とどう違うの?ってカンジですよね。
続きの部分によると、まず教団として成立した経緯が、他の教団・教派のようにある特定の人物を中心に結成されたのではなく、『神によって同じ信仰を与えられ、同じ体験をした人々が共同の目的達成のために結合してできた』という点がまず違う、と。ふむふむ。
つまり人為的に作られたものではなく、神によって成立させられたということで「神に召し出された者の集まり」という意味の名前をつけたのが『アッセンブリーズ・オブ・ゴッド』なわけです。
1901年1月1日、アメリカ・カンザス州のべテル聖書学校に神が聖霊を注がれたのがきっかけで20世紀における「聖霊の大傾注」が始まりました。その後全米のみならずノルウェー、スウェーデン、イギリスなどにも飛び火していきました。
こうして全米に聖霊のリバイバルが広がり、ペンテコスト信仰とその体験に立つ多くの同志が出てきたころ、1914年4月にアーカンソー州で総会が開かれました。ここでの決議からアメリカ・アッセンブリーが始まったのです。
いまやアメリカ・アッセンブリーは全米に広がり、病んだ大国アメリカの再生のために祈り続けています。また世界中に宣教師を送っています。(アメリカ・アッセンブリーのURLリストへ)
日本では、海外宣教のために派遣された宣教師が大正初期からすでに各所で働いておりました。しかし、彼らは第二次世界大戦のため自国へ引き上げざるを得なくなってしまいます。
終戦後、廃墟の中で日本人教師たちによって集会が再開されるとともに、神はかわいた土地に対して恵みの雨のように聖霊を注がれました。昭和22年ごろからはペンテコスト体験者の交わりが再開され、同年には聖会が開かれました。
そしてついに昭和24年、日本基督教団を離脱し滝野川神召教会で創立総会が持たれ、同年4月29日の創立記念集会において日本アッセンブリー教団が正式発足したのです。
当時の加盟教会は滝野川神召、篠原、粉浜、浜松、八王子、甲府、七条、神愛、岡山神召、関本、福岡、池袋、長後の13教会で、教職者は宣教師9名を含む25名でのスタートでした。
堺キリスト教会はこのうち粉浜教会(後に大阪中央福音教会)から出た富永夫妻が開拓伝道を始めたものです。