「アイアムサム」という映画をご存じでしょうか〜

知的ハンディをもつサムは、スターバックスで働きながら一人で育児に励んでいた。

愛娘のルーシーが7歳になる頃、その知能は父親を超えようとしていた。そんなある日、サムは家庭訪問に来たソーシャルワーカーによって養育能力なしと判断され、ルーシーを奪われてしまう。どうしてもルーシーを取り戻したいサムは、敏腕で知られる女性弁護士リタのもとを訪ねる。しかし、このリタも子育てで頭を悩めていた―


 この物語が伝えているテーマ、それは、「完璧な親などいない」ということです。
(言い換えれば、私たち誰もが、不完全な親のもとで、大なり小なり傷を負って育っているということです。)

 

私たちは親から、色々なものを受け継ぎます
表情、口にする言葉、命に接する態度、生きることに対する姿勢、超自然的なものへの考え方…

心の深いところで、潜在的な意識において、影響を受けていたりするものです。

私たちは親を選べません。

向き合ってもらえず、受けるべき愛情、安心や信頼を十分にもらえなかったという人もいます。えこひいき、過干渉、育児放棄・・親のきまぐれで子育てされると、本当に子どもは傷つきます。

私たちは万能ではありません。
悪くないのに怒ってしまったり、叱るべきときを、見逃してしまったり・・

いるべきところに一緒にいてあげられず、さびしい思いをさせてしまったり

 

完全な教育は無理だとしても、“愛情”だけは届くように接したいですね。

子どもが「この世に生まれてきた、かけがえのない命なのだ」と感じてくれるように。

そして、配慮が足りなかったり、失敗しちゃったときには、子どもにむかって「ごめんね」と言えるような“信頼”を築いていきたいですね。