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今の時を生かして用いなさい 渡辺 暢雄 若いときから、何かしら「時」ということに興味を持ち続けてきた私です。そして今、年を重ね自他共に認める老人となるに及んで、時間の重要性を身につまされるように感じる今日この頃です。時間とは何か。時計の文字盤の刻む時間もありますが、自分の人生とのかかわりにおいて考えるなら、それは体験の連続ではないでしょうか。人生の価値はその長さによって決まるのではなく、瞬間、瞬間の充実感できまるのではと思うのです。礼拝や伝道集会の講壇から、また隅田川の河川敷でホームレスの兄弟たちに福音を語る時、最近とみに多くなった小生の結びのことばに「今日はあなたにとって特別な日です。それは、あなたの残された人生の最初の日ということです」というのがあります。そしてその短いチャレンジのことばに霊の目を開かれて、主イエスを個人的な救い主として受け入れる方々が後を絶たないのです。 パウロは口癖のように、<今の時を生かして用いなさい>(エペソ5:16、コロサイ4:5)と聖徒たちに訴えています。明日もまた同じことの繰り返しだと思うのと、明日はこの世にいないかも知れないと思うのとでは、人生観は大きく変わってくるのではないでしょうか。ただ、いたずらに焦るのではなく、伝道者同志、時がよくても悪くても、ひたすら主イエスの救いを、この世の人々に明るく発信し続けましょう。殺伐とした暗い世界情勢、闇のような世相であればある程、我々キリスト者の塩で味付けられた一言一言が、夜空にきらめく星々のように輝きわたるのではないでしょうか. 日本伝道者協力会もまた、世の終わりの近きを思い、御再臨の主の御顔を仰ぎ奉る思いで、この一年の務めを真摯に遂行することが必要です。伝道者であるお互いが声をかけ合い、祈り合い、そして後続の伝道者の群れが起こされることを刈り入れの主に求め続けようではありませんか。すべてが後手に回ったと悔いる前に!! (副会長)
イエスの愛よ 作詞 渡辺暢雄 (エーデルワイスの曲にのせて) <エーデルワイス エーデルワイス かわいい花よ 白いつゆに ふれて咲く花 高く青く光る あの空より エーデルワイス エーデルワイス 明るくにおえ> 1.イエスの愛よ 主イエスの愛は 3.イエスの愛よ 主イエスの愛は 光り輝く ぬくもりの愛 昨日も今日も 変わらぬ愛 冷えて暗い心 明るく変えて 闇の墓の扉 打ち破りて 生きる望み もたら愛よ 永遠(とわ)の生命(いのち)もたらす愛
2.イエスの愛よ 主イエスの愛は 4.イエスの愛よ 主イエスの愛は カルバリ山の 十字架の愛 世界を変える 喜びの愛 恥ずかしめの限り なめつくされて ハレルヤ叫びて 地の果てまで 罪のゆるし、もたらす愛よ 語り伝えん、 不滅の愛を 春の一日セミナーのお知らせ EFJでは今年も「春の一日セミナー」を開催します。是非ご参加ください。 日時 4月19日(金) 11時〜5時 会場 日本同盟基督教団 土浦めぐみ教会 土浦市上高津489−1 TEL0298-22-2244 主講師 土浦めぐみ教会牧師 清野勝男子師 参加費 3000円 (詳細は 別紙チラシをご参照下さい)
w杯スポーツ伝道 宮本俊一 日本では、これまでスポーツ伝道の歴史は殆んどありませんでした。2002年W杯サッカー開幕はスポーツ伝道の幕開けの年ではないでしょうでか。オリンピックをはじめスポーツには不思議な壁を打ち破る力があります。国境の壁を越え地域紛争を鎮める力があり、異なる文化の壁を打ち破り、人種の差別を止め平等を唱えます。イデオロギーではなく健全なスポーツマインドを求めます。このように世界中から選手も観戦者も集められ一つの平和村を形成します。 2002年2月にW杯に先がけて韓国からクリスチャン・プロサッカーチーム「ハレルヤ」が来日しました。大阪、静岡、横浜、東京、埼玉、新潟で試合や宣教大会が開催されました。東京スタジアムでは5000人の観戦者が集まり、ハレルヤチームは大観客の前で全員が十字架の形に並び祈り、賛美と共にダンスをし、又「アメージング・グレース」のサックス演奏を行いました。不思議に未信者である観戦者たちはハレルヤー!ハレルヤー!と声援を送る現象も現れました。現在、日本のキリスト教会で5000人の未信者を集めて集会をする事は難しい時代です。しかしスポーツ伝道は不思議に信者と未信者の壁を打ち破る力「ブレークスルー」があります。またハレルヤチームは公立小学校でサッカークリニックをし、キリストの愛を持って子供たちに教えました。公立小学校で私たちクリスチャンが教えることは難しい事ですが、スポーツ伝道はいとも簡単にブレークスルーしてしまいます。 サッカーはチームワークで勝利します。得点を入れる選手、中盤で司令塔として働く選手、最終ラインを守るディフェンダー、最後の砦ゴールキーパー、それからすべての指揮をチーム監督です。選手は監督に絶対服従です。プロ選手は監督に信頼を持ち従います。クリスチャンはスポーツから学ぶきです。伝道もチームワークが必要です。ある人は祈り、ある人は証しを、ある人は賛美します。われらの監督は主イエスキリストです。私たちはキリストに全面的に従うべきです。またプロ選手は勝利するために、時間管理、食生活、睡眠など全ての事に自制し、無駄な物を捨て去ります。クリスチャンも自制し信仰生活を邪魔する事柄を脱ぎ捨て、シンプルになり信仰の勝利者を目指しましょう。あれもこれも自分で握っているようですと重くて身動きできません。キリストに明け渡しましょう。 九州から北海道まで十都市でW杯が開催され、各都市ごとにゴール2002委員会が設けられ伝道します。かつて日本中の教会が一斉に同じ時期に、これ程の規模で伝道することがあったでしょうか。それからW杯は海外から観戦旅行者が大勢来ます。世界中から35万人が来日しますので日本に居ながら世界宣教ができるチャンスです。テレビ観戦者数は世界中で60億人に及びます。また海外からのクリスチャン伝道ボランティアも1500人来日して日本全国に派遣され宣教活動をします。共にこのチャンスを宣教の時としましょう。 (サマリタンゴスペルクルセード巡回伝道者)
伝道者へのステップ(1) 福沢満雄
「その時、弟子たちに言われた。収穫は多いが働き手が少ない。だから収穫の主に、 収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」 (マタイ9:38) プロローグ 巡回伝道者としての召命をいただき、早くも15年が過ぎました。50歳でスタートして今春65歳になります。 ゴールが目前に迫っているように感じる昨今です。この時、今まで牧師として24年、伝道者として15年の道のりを振り返りながら、これから日本で、そして世界で伝道者としての召命が与えられそのステップを踏み出すように導かれている若い先生方や、献身を志している方々に少しでも道しるべになればと思い、祈りつつ筆を取っています。 私のような欠けの多い土の器が、今日まで主と教会に仕えて来ることが出来ましたのも、先輩の先生方のお祈りとご指導、そして日本や海外で祈りの手を挙げて支えて下さった多くの諸先生方や、兄弟姉妹の愛の故であります。又、家族の協力があってのことです。 伝道者という奉仕は一見華やかに見えますが決してそうではありません。危険な落とし穴が行く先々にあります。又、一面、非常に孤独な戦いでもあります。 伝道者として立った時、本田弘慈先生がしみじみ私に言われました。 「伝道者はな、使い捨て雑巾だよ。使うだけ使われて、ボロボロになったら、ポイと捨てられて、忘れられる、その覚悟がなかったらやらん方がいいよ。人前でなく、主の御前に立ちつづけて行きなさい。」 主のご再臨を前にして、主が必要とされ、主が送り出して下さる働き人が、一人でも多く送り出されてくるように祈ります。 (ジャパンカルバリークルセード 主幹伝道者) |