DCEM機関誌 月刊「DCEM」掲載記事より
日本アジア地域本部便り(12) 2003年
「信じて間もないときから世界宣教への夢を抱かせる」
長野県の松本という地域は人口8万人の教育都市である。長寿の村としてよく知られており、温泉で有名な所である。また4月まで雪が降り続ける地域であり、冬のオリンピックが開かれてからは、さらに有名になった観光地である。
去る6月、日本の美しい観光地であるこの地域から世界宣教への小さな火種が灯った。純福音松本教会でDCEM後援会の創立礼拝が捧げられ、世界宣教への夢が咲き始めた。当日の礼拝では世界宣教の現場を紹介する映像の上映を始め、DCEM事務総長である志垣重政長老からDCEMのミニストリーについてのメッセージが語られるという順番で進められた。今回の礼拝では他の教会とは違い、家族単位の後援会加入が多かった。また信じて間もない人々を教育し、世界宣教への夢を抱かせ、後援会の加入を勧めていくということに意見がまとまるなど、実際的な活動のための準備が行われた。
そして、DCEM松本後援会の初代委員として、イム・スヨン会長とイム・ナムヒ総務が任命された。
純福音松本教会は1994年に開拓され、今年で9周年を迎える教会である。チョン・フンキョウ牧師は1999年6代目の教役者として赴任し、二つの支聖殿を開拓しており、教会にリバイバルをもたらしている。
感動によって育てた夢、いま咲く。
純福音松本教会のチョン・フンキョウ牧師
「私が神学校2年生だった1997年にイタリアで開かれたチョー・ヨンギ牧師のリミニ聖会に参加する機会が与えられ、参加しましたが、その時、受けた感動は大きな衝撃となって私の心に迫ってきたのです。それからチョー・ヨンギ牧師を中心とした世界宣教に関心をもって祈ってきたのです。」と純福音松本教会の後援会を創立したチョン・フンキョウ担任牧師はDCEM後援会を創立しながら、心にとめておいた感動を語ってくれた。チョン・フンキョウ牧師がその感動を心に秘めておいたところ、DCEMアジア本部が純福音東京教会を足場とし活動しているということを知り、後援会加入をすぐに決定することにしたと言う。
また、日本宣教については「日本は偶像の多い国であり、どの国よりも、強力な聖霊運動が必要な国です。」と定義し、「世界宣教を目指し、聖霊運動に拍車をかければ、地域教会にも大きな助けになると思っているのです。」と付け加えた。
牧会をしているうち苦しい時には、祈りや聖書を読み、慰められ、またチョー・ヨンギ牧師の著書である『第四次元』を通して、新しい力を身につけ、新しい夢を見ることができたと語り、その著書を70回も読んだと告白した。
チョン・フンキョウ牧師は1997年純福音神学院を卒業し、第二聖殿、ケポ4教区長を歴任し、1999年に日本に遣われた。
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