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4B90617F1F60F199 ルーテル教会とは・・・?

 

 みなさんは、中学校や高校で歴史の時間に、「宗教改革」という出来事を勉強したことがあると思います。その際に、マルティン・ルターという人が出てきたことを覚えていますか?

 

 このマルティン・ルターは、アルファベットで書くならMartin Luther”となります。この”Luther”は、ドイツ語で「ルター」とも「ルーテル」とも読むことができる名前です。ですから「ルーテル教会」は、このマルティン・ルターさんの名前に由来しているんですね。

 

 ルターさんは、当時(16世紀)のキリスト教会の色々な問題に対して、教会が定めた多くのきまりではなく「聖書のみ」がキリスト教信仰の核であるべきであって、また、私たちが神さまの救いをいただくために、私たちが何か人より優れたことをしなければならないというのではなく、私たちを救うのは、ただただ神さまがイエス・キリストを送ってくださった一方的な神さまのプレゼント=「恵みのみ」によるであり、その恵みを受け取る「信仰のみ」が大事なのだと主張しました。

 

私たちの側でどれだけ一所懸命頑張ったって、どっぷりと罪の中に浸かっている私たちの努力では、神さまの救いを獲得することなんてできっこないということを、ルターはよく知っていたのです。神さまが一方的に私たちのことを救ってくださらなければ、私たちは永久に救われない、ルターはそのことを強調したのでした。

 

 また、当時の教会がそうであった様に、聖職者・教職者(今で言うなら神父さんや牧師さん)たちだけが教会の中心なのではなく、すべての信仰者がキリストによって神さまのお手伝いをして働く役割へと招かれているということも、ルターは主張し(「全信徒祭司性」「万人祭司性」)、これらの立場に立って、キリスト教会のあらゆる面の抜本的な改革をすすめていったのです。

 

 このルターの信仰の流れを汲むのがルーテル教会です。ルーテル教会はドイツからはじまり、その後、ヨーロッパのみならず、アジアにも、アフリカにも世界中に広がっています。

 

私たちの日本にも、今から百数年前にルーテル教会の宣教師が来日して、日本各地で教会としての活動が行われています。私たちの教会が所属しております日本ルーテル教団は、1948年に日本で宣教をはじめ、深川エマヌエル・ルーテル教会の宣教は、1951年にはじめられました。

 

 ルーテル教会の紹介をしてきましたが、大切なことは、「ルーテル教会が正しくて、他の○○教会は間違えている」なんて姿勢で立つことではありません。私たちがルーテル教会としてのよいところはこれからも大切にして、でも、他の伝統にある諸教会と一緒に手を携え合い、お互いのよい部分を学び合いながら、キリストが与えてくださる愛といのちを、協力して、この国の人たち、そして世界の人たちに伝えていくことが大事です。

 

 「すべての人を一つにしてください」、イエスはそう祈っておられます。私たちもこのイエスの祈りを大事にして、この祈りがかなえられるための努力をしていきたいと願います。

 

 イエスは、「すべての人を」と言っているのですから、キリスト教の枠をも超えて、他の宗教やいろんな考えの人と一つとなっていく努力も私たちにとって大事なことですよね。平和のため、環境のため、人権のため、福祉のため・・・いろんな分野で協力することを心がけたいものです。

 

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