福山市 福山バプテスト教会のクリスマス
今年のクリスマスは、教会に来られませんか?
ごいっしょに、心にあたたかいクリスマスをすごしましょう。
(福山バプテスト教会)
☆2024年 クリスマスの予定
12月22(日) 10時30分から クリスマス礼拝 その後、祝会をいたします。
* すべてにあなたを歓迎いたします。ご家族、お友達といっしょにおいでください。 無料です。
クリスマス・ショートメッセージ
■クリスマスって何の日?
世界中でクリスマスを祝います。
日本にも、クリスマスが定着しています。
クリスマスって何をお祝いする日なのでしょうか?
「サンタクロースの誕生日だ。」と思っておられる方もいるそうです。
でも実は、クリスマスは、イエス・キリストの誕生をお祝いする日なんですよ。
■どうしてお祝いするの?
でもイエス・キリストが誕生された、ということを世界中でお祝いするのはどうしてでしょうか?
イエス・キリストが誕生されたことで、世界に何がもたらされたのでしょうか?
世界の歴史の流れの中、彼によって、
人に対する考え方、文化、社会の仕組み、人生観、結婚観、家庭観、愛、希望、などは大きく変わりました。
世界の多くの指導者たち、偉人と言われる人たちの中にはたくさんのクリスチャンがいましたが、
イエス・キリストは彼らの人生に強烈なインパクトを与えたのです。
■ミュージシャンたちの言葉
先日、本を読んでいたら、ミュージシャンたちがこんなことを書いていることを知りました。
■U2というバンドのリードボーカルのボノ・ヴオックス
「イエスキリストが20世紀の現代でも生きておられる、という私の信仰を多くの人々が認めてくれていると思う。」
■ソウル・ミュージックの歌手デニース・ウィルアムズ
「あなたの生涯のスターはイエスであってあなたではないということを認めるなら、
物事はよりよい方向へと向かうでしょう。」
■歌手のフィリップ・ベイリー
「その夜、私は疑いの陰を乗り越えて、イエスキリストが生きていることを知りました。
私の罪は洗い流されました。」
■ボブ・デュラン
「部屋の中には誰かがいるような感じがしたが、それはイエス以外の誰でもなかった」
イエスキリストは今も生きているって彼らは言っているように思えますね…。
■ミュージシャンたちだけではなくて、、、
そして世界の人々の4人に1人は、クリスチャン(イエス・キリストを信じている人)だそうです。
イエスキリストは、そんなにたくさんの人々の人生を変えてきたんですね。
そうしてみると、イエスキリストが誕生したというのは、
ただ偉大な人が生まれたとかいうようなものではなく
今、生きている自分たちにとっても大変な出来事であったのかもしれない、と思えるのです。
■今がクリスマス、心のクリスマス
1人の人を紹介しましょう。
アメリカにルー・ウォーレスという人がいました。
彼は学者でした。キリスト教が大嫌いでした。
「自分は、アメリカからキリスト教会を抹殺してしまうような本を書きたい!」、
そのように友人たちに誓いを立て、キリストの生涯の地イスラエルに飛んで、そこでキリスト研究に殺頭しました。
5年間もの間、一心不乱に研究に没頭しました。
膨大な資料に囲まれて 『キリスト教撲滅論』 の第2章を書いていた夜のことでした。
彼は突然ペンを投げ出しました。
そして、ひざまずくと激しい憎しみの対象であったキリストに向かって、「わが主よ。わが神よ。」と叫んだのです。
なんと、彼はその時、その場でクリスチャンになる決心をしたのでした。
それから「撲滅論」を破り捨てると、改めてペンを握りなおしました。
そこで書かれたものこそ、比類のない歴史小説として絶賛された 『ペン・ハー』 なのです。
(下の写真はベンハーの映画DVDの写真です)
彼の中に一体何が起こったのでしょうか?
■彼の問い
彼は悩みに悩んだのでした。
たとえば・・・
●イエス・キリストという1人の人は世界を変える影響があった。
BCとは、BeforeChrist 「キリスト以前」 の略(紀元前)、AD(西暦)とは、AnnoDomini 「主キリストの年」 の略。
歴史(history)はまさに、His Story 彼の物語とも言われている。
●キリストの誕生は、クリスマスとして、全世界、全民族のなかで覚えられ、祝われている。
●キリストは、自分が神の子であり、救い主であることを宣言した。
たとえばキリストは、「私こそ道であり、真理であり、命である」 と言っている。
ふつうの人にはとてもそんなことは言えない。
ここには二つの選択しかない。
キリストはその通りの存在か、あるいは大うそつきの異常者か、どちらかである。
いったいどっちなのだろうか?
でも寝食を共にしていた弟子たちは皆、その前者を信じていた。
●キリストの生涯には、愛から出た数々の奇跡が記録されている。
●キリストの復活の後、あの情けない弟子たちが完全に生まれ変わったようになった。
復活の証言を続けた弟子たちのほとんどは、やがてそれが理由で殉教して(殺されて)いった。
彼らにとってはそれは命をかけても惜しくはない事実だったのだ。
●キリストを信じる人々は、ふしぎに変わっていく。
自分を嫌いだった人が、自分を受け入れ、自分を愛するようになる。
他人との比較を捨てて、自分自身に生きるようになる。
敵を愛し、敵のために祈るという、信じられないような隣人愛が生れる。
■ルー・ウォーレスの出した結論
そして、ルー・ウォーレス悩みに悩んだ末キリストを信じ受け入れ、心のクリスマスを経験しました。
そのとき 『撲滅論』 は 『ベン・ハー』 に変わったのでした。
今がクリスマスです。
あなたも心のクリスマスをご自分のことにされませんか?
どうぞ近くの教会にお出かけ下さい。
◆もうひとつのお話
あるクリスマスイブに…
クリスマスのお祝いには、赤と白の服に白いひげのあのおじいさんが大活躍。
そう、サンタクロースですね。
でも、クリスマスってサンタクロースのことなのでしょうか?
あるクリスマスイブの夜、私はお気に入りのソファにどっと腰を下ろしました。
疲れてはいたけれど、心は満たされていました。
子どもたちはすやすや眠り、プレゼントはラッピングされ、サンタクロースには暖炉のそばにミルクとクッキーが。
私はクリスマスツリーの美しさに見とれていました。
でも、何かが足りないような気がしてなりません。
そうしている内に、私はまばたくライトの光に誘われて、眠りについてしまいました。
どのくらい眠ったのでしょう、突然、誰かがいることに気づきました。
私がどんなにびっくりしたか、想像して下さい。
目を開けたらツリーの横にサンタクロースが立っていたのですから。
サンタは帽子から靴までふさふさの毛皮で、ちょうど、「クリスマスイブの夜」の詩にあるサンタと同じでした。
でも、言い伝えにあるような「陽気な年寄り」ではなくて、目の前にいるサンタは、悲しそうで、がっかりしていました。そして、目には涙が…。
「サンタ、どうしたの? どうして泣いているの?」
「子どもたちじゃよ…」 サンタは悲しそうに答えました。
「でも、子どもたちは、あなたのことが大好きよ。」
「ああ、子どもたちがわしのことも、わしが持ってくるプレゼントも大好きなのは知っているさ。
だが、今の子どもたちはクリスマスの本当の意味ってものを知らないようでね。
子供のせいじゃない。大人が子どもたちに教えるのを忘れているんじゃ。
大人だって、子どもの頃にそれを教わらなかったもんが大勢いるのじゃから。」
「子どもたちに教えるって、何を?」
サンタのしわだらけの穏和な顔が和らぎ、もっと優しい顔になりました。
目は輝き始めましたが、涙のせいではありません。サンタは優しい声で話しました。
「子どもたちに、クリスマスの本当の意味を教えなされ。クリスマスには、目で見え、耳で聞き、手で触れられる以上のものがあることを。
クリスマスの風習や伝統が何を意味しているか、それが本当は何を表しているかを教えなされ。」
サンタは袋に手をやり、小さなクリスマスツリーを取り出して、それを暖炉の上に置きました。
「クリスマスツリーについて教えなされ。緑はクリスマスの色じゃ。
一年中緑の葉が茂る常緑樹は、イエスにある永遠の命の希望を表しておる。
木のてっぺんが天国を指しておるのは、人もまた天国のことを考えるようにと言っているんじゃよ。」
それから再び袋に手をやり、今度は星を取り出して、小さなツリーの上につけました。
「星は、天国からの約束のしるしじゃ。神はこの世に救い主を送ると約束された。
星はイエス・キリストがお生まれになった時に、その約束がかなえられたことを表しておるんじゃよ。
神は必ず約束を守られること、賢い人は今でも神を探し求めることを教えなされ。」
「赤は、クリスマスの一番大切な色じゃ。」
サンタはそう言って、赤い飾りを取り出しました。
「赤は濃く、鮮やかな色。わしらの体を流れる、命を与える血と同じ色じゃよ。
それは、神の最高の贈り物を象徴しておる。子供たちに教えなされ。
キリストは彼らのために命を捨て、血を流されたと。そして、それによって永遠の命が持てるのだと。
だから、赤い色を見たら、子どもたちは、人生で最高の贈り物のことを思い出すべきなんじゃよ。」
次に、サンタは袋からベルを取り出し、ツリーにつけました。
「迷った羊が鈴の音に導かれて無事囲いに戻るように、この鐘は今でも鳴り続け、すべての人を囲いに導くんじゃ。
子供たちに教えなされ。羊のために命を捨てた真の羊飼い(イエス・キリスト)に従いなさいと。」
サンタは暖炉にろうそくを置き、火を灯しました。柔らかな光が部屋全体を照らします。
「神は遠い昔のクリスマスイブに御子を与えられた。
ろうそくの輝きは、どうやったらその贈り物への感謝を表せるかを示している。
子どもたちに教えなされ。キリストのあとに従い、善を行うようにと。すべての人がそれを見て神をあがめるように、光を輝かせなさいと。
ツリーのライトが何百本というろうそくのようにまばたくのは、そういう意味なんじゃ。
一つひとつが、神の尊い子ども一人ひとりを表しているんじゃよ。」
サンタはもう一度袋に手を伸ばし、今度は赤と白のしま模様のキャンディーステッキを取り出しました。
それをツリーにかけながら、サンタは優しく語りました。
「キャンディーステッキは硬く白いキャンディーの杖じゃ。
白はイエスが乙女の下に生まれたことと、罪なきことを表しておる。
キャンディーはイエス(Jesus)の『J』の形をしておるじゃろう。救い主として地上に来られたイエスの頭文字じゃ。
これには良い羊飼いの杖の意味もあってな。イエスはこの杖を使って、この世のどぶに手を伸ばし、
羊みたいに道を外して落ちてしまった者を引き上げられる。
キャンディーステッキにはもともと、三本の細い赤線が入っていた。
それらはイエスがむち打たれた傷を表しておってな。私たちはその傷によっていやされるんじゃ。
太い赤線はイエスが十字架で流された血。それによって私たちは永遠の命が得られる。それを子供たちに教えなされ。」
それからサンタは、香りの良い青葉と赤いリボンで作られた美しいクリスマスリースを取り出しました。
「リボンは完ぺきな絆、つまり愛のことじゃ。
リースは、見る目と理解する心を持つ者たちのために、クリスマスの良きものすべてを表しておる。
リースには赤があり、緑があり、また天を見上げる常緑の針葉樹があるじゃろう。
リボンはすべての人への善意を告げ、その色はまたしてもキリストの犠牲を思い出させる。
その形も象徴的でな、永遠と、キリストの愛が永久(とわ)に続くことを示しておる。
始まりも終わりもない円なのじゃ。これらのことを、子供たちに教えねば。」
「でも、あなたのことは、サンタ?」
サンタの目には涙はなく、その顔から笑みがこぼれています。サンタは言いました。
「ありがとう。わしはただのシンボルなんじゃよ。
わしは家族のだんらんや、与え、受け取る喜びの精神を表しておる。
だが、さっきのことを子どもたちに教えるなら、わしの存在が必要以上に重要になってしまうことはなかろう。」
私は再び、眠りに落ちてしまったに違いありません。
目が覚めた時、『ああ、やっとわかってきたわ』と思いました。あれは夢だったのでしょうか? 私にはわかりません。
でも、サンタの別れの言葉は覚えています。
「あんたが教えないなら、一体誰が教えるんじゃね?」
ありがとうございました。
神様のあたたかい愛があなたの心の中に十分に注がれますように!
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