2016年3月6日(日)

「互いに愛し合いなさい」

聖書箇所:ヨハネの福音書13章34節

今、毎日のように、家庭の中で悲惨な事件が起こっています。

我が国において、愛し合い助け合わなければならない家族の中にいったい何が起こっているのでしょうか。 急激に変わりつつあるこの時代にあって、教会もこの世の影響を受けています。

それは 「互いに愛し合いなさい」とのイエスさまの教えがわからないのです。 愛するとはどのようにすることかがわからないので、愛を実践することができないのです。 イエス・キリストは十字架にあげられる前夜、新しい戒めを弟子たちに与えられました。 この戒めをしっかりと心に受けとめて証言したのがヨハネでした。 ゼベダイの子であるヨハネは、兄ヤコブといっしょにガリラヤ湖で漁師をしていましたが、イエスさまを信じ、彼に従いました。このヨハネがこの福音書の記者です。

ヨハネはこの福音書の中で自分のことを「イエスが愛された弟子」(ヨハネ21:7)と紹介しています。 彼自身イエスさまに受け入れられ、愛されていることを実感していました。 イエスさまはご自分が父から遣わされた者であり、いのちを与えるために天から下って来られた神の御子であると証言しています。
イエスさまは「人間の中には神の愛が無い」とも証言しています。 人間には人を愛する愛はありません。 また神を愛する愛もありません。父が御子を愛し、御子が教会を愛することをとおして、教会は愛することを知りました。ヨハネの福音書から、愛するとは何なのかを教えていただきましょう。

(1)父である神はイエス・キリストを愛されている。 (3:35など参照)
(2)イエス・キリストは父を愛している。

聖書にはイエスさまが父なる神を愛するという直接的な表現はありません。しかし、愛に代わる 言葉を用いてヨハネはイエスさまが神を愛していることを証言しています。敬うこと(5:23)、信じること(5:24)、御心を求めること(5:30)、御心を行うこと(6:38)、知っていること(7:29)、(父と子は)一つであること(10:38)

(3)イエス・キリストは教会(私たち)を愛している。(15:9)
(4)教会は互いに愛し合うことを命じられている。(15:12、ヨハネの手紙第一4:7)

【 結 論 】
神を知らなければ、神を信じていなければ、私たちが隣人を愛することは不可能です。
神がキリストを愛し、キリストが私たちを愛してくださったゆえに、私たちは互いに愛し合うことができるのです。 「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34)
イエスさまが父なる神をどのように愛しておられるのかを学ぶとき、私たちは 「愛するとは何なのか」 を知ることができます。 愛し合うとは「隣人を尊敬すること、信じること、神の教えを守り共に生きること」であることを知ることができます。 交わりをとおして互いに相手をより深く知り、互いに愛をもって仕える者とさせていただきましょう。