2012年9月2日(日)

「あなたの拠り所は?」

聖書箇所:イザヤ書 20:1-6

「あなたの拠り所は何でしょうか?」今朝は本当に信頼すべきものは、何なのかを明らかにします。
イザヤの預言活動は40年余りに及び、ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの4人の王の治世にまたがっています。 この間、南王国ユダは二大強国(アッシリヤとエジプト)の間に立って、絶えず動揺し、どちらかの力に依存して国を守ろうとする政策が取られました。 一方、国内的には、社会的不正、道徳的な堕落や不信仰が広がり、イザヤはこれを強く批判しました。
イザヤが預言した内容は、①「ユダとエルサレムに対するさばきの宣告」②「諸外国に対するさばきの宣告」、そして③「メシヤ来臨の預言による終末的希望」です。

今朝の聖書箇所は、「諸外国に対するさばきの宣告(13:1-23:18)」の一部分です。また、「クシュ(エチオピア)」(18章)と「エジプト」(19章)が関係しています。さて、20章1節のサルゴンによるアシュドデ占領の背景は次の通りです。 北王国イスラエルは、前721年にアッシリヤによって滅ぼされましたが、これ以後もアッシリヤに対する反抗が中近東で続きました。 前720年に、サルゴンは、ハマテ(シリヤ北東部の重要な町)、アルパデを攻め、パレスチナ地方の反逆した諸国を打ちました。 この時、エジプト軍の後押しがありましたが、サルゴンは、ガザ、ラフィアを打ち、エジプト軍を撃退して貢を取りました。 なおも反抗を続けるシリヤとイスラエルを打ち、多くの住民を捕らえ移しました。前717年にはカルケミシュ(ヘテ王国の東の首都)を占領しましたが、パレスチナ地方の諸小国の反逆は止むことなく、前713-712年にそれが爆発しました。 この時、エジプト第25王朝の創立者エチオピア人ピ・アンキが全面的に後援し、ユダ、エドム、モアブも謀反に加わりましたが、すぐに降伏し、サルゴンはアシュドデ(ペリシテ人の5都市のひとつ)と共に、ギベトン、エクロン、ガテを攻め取り(前712年)、アシュドデはサルゴンにとってエジプトに対する強力な前進基地となりました。

2節に記されているイザヤが裸になり、はだしで歩いた行為は、3、4節にある捕囚の民の姿を示す象徴的行為でありました。 このような預言者の象徴的行為は、見るものに強烈な印象を与えました。 そして、この預言が南王国ユダの民に向けて語られていたことに、注目したいのです。 前712年にアシュドデがアッシリヤに占領されても、まだ、エジプトとエチオピア(クシュ)に頼ろうとするユダの民たちに対して、痛烈な警告が発せられているのです(5節)。「あなたの拠り所は何でしょうか?」 海辺の住民(ペリシテ人)、そして、ユダやモアブの民たちは、アッシリヤからの救いをエジプト人やエチオピア人に信頼して求めたことのあやまちに気づくのです(6節)。

【 結 論 】
私たちはヤハウェにのみ信頼する信仰を持つべきです。また、その信仰を育てて行かなければなりません。

(イザヤ2:22、詩篇125:1)