2011年2月13日(日)

「アヒメレクのもとでのダビデ」

聖書箇所:Ⅰサムエル21:1-15

1.祭司の町ノブ
さて、ダビデはサウル王から逃れるとノブの祭司アヒメレクのところへ行きました。ノブは「祭司の町」(22:19)と呼ばれています。エルサレムの北東4キロのところにアナトテという祭司の町があります。 預言者エレミヤの出身地です。このアナトテとエルサレムの間にノブという町はあったようです。

2.祭司アヒメレクの援助と導きを求めて
ダビデは祭司アヒメレクの援助と導きを求めてノブにやって来ました。アヒメレクはダビデを迎え、恐る恐る彼に供も連れず、なぜ一人なのかと尋ねました(1節)。ダビデは王に命を狙われ、逃れて来たのです。しかし、彼は王の命令に従って旅をしているかのように振る舞い、アヒメレクを欺きました(2節)。 家来がいたのかどうかも明らかではありません。どこかで待ち合わせるように命じていたのかも知れません。ダビデは空腹であったと思われます。また、これからの旅のためにも食糧は必要でした。そこでダビデは率直にパンを求めました(3節)。 これに対してアヒメレクは、もしダビデと従者たちが汚れていないなら、供えのパンがあるとの答えでした(4節)。

こうして、ダビデは聖別されたパンを受け取るのです。本来、聖別されたパンを食べることができるのは、祭司だけでしたから、アヒメレクは律法を犯したことになります。のちに飢えている人々を助ける場合は赦されるのだ」と、ある人々はアヒメレクを擁護したそうです。

3.ダビデに対する好意
祭司アヒメレクはダビデに好意的に接し、彼を援助しました。しかし、そこにはドエグというエドム人がいてふたりのやり取りを見ていました。ドエグはサウル王のしもべであり、後にサウル王にアヒメレクの行為を密告しました。 ドエグの訴えによって、アヒメレクと彼の一族はサウル王に謀反を企てた罪によって命を断たれました。

【 結 論 】
ダビデは自分の道が神さまに受け入れられ、認められているという確信が欲しかったのだと思います。サウル王から逃れることが主のご計画であり、主がダビデを守ってくださるという保証を得るために、主に伺いを立てるために、ノブにやって来たのです。
私たち人間にとってパンはとても大切なものですが、パンよりももっと大切なものがあることを聖書は教えています。それは心の平安です。イエス・キリストに愛され、罪赦され、神との間に平和があることは、私たち人間の生きる基本なのです。人間関係よりも先に、私を創造し生かされている主に、愛され受け入れられているという確信が、私たちを勇気づけ、自信のある力強い人間とするのです。
神さまが私を愛していてくださる。どんな困難の中でも、私を守って支えてくださるお方がいるという確信は、どれほど私たちの心を平安で満たすことでしょうか。

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」 (イザヤ43:4)