2014年10月12日(日)

「行く先々で勝利」

聖書箇所:サムエル記 8章1-18節

『ダビデの王国の王座は永遠に堅く立つ』 と主は約束されました。 主はサウルからは恵みを取り去られましたが、ダビデからはその恵みを取り去ることはありませんでした。 彼への祝福は王国の勢力の拡大によってもたらされていきました。
8章には、ダビデによる周囲の国々の征服の様子が簡潔にまとめられています。

ペリシテ人(1節) 「メテグ・ハアマ(首都の手綱)」はペリシテ人の主要都市ガテのこと。
モアブ(2節) モアブはかつての友好国であり、ダビデの両親が預けられていました。 今は何らかの理由で敵国に。 彼はモアブ人を地に伏させ、三分の二を殺そうと縄で測りました。そこにモアブの反逆行為が連想されます。
ツォバ(3節、4節) 当時の重要な王国。 ダビデはハダデエゼルに勝利し、北の地域にまでも勢力を拡大しました。④アラム(5節-8節) ダマスコ王国に大勝利したダビデは、そこに守備隊を置き北の守りを固めます。
ハマテ(9節-10節) ハマテ王国の王トイはダビデと和平条約を結び、ダビデに服従します。
エドム(13節-14節) ダビデはエドム全土に守備隊を置きました。
「このように主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。」(6節、14節)と言われているように、主はダビデを祝福されました。 ダビデの征服地域は、族長時代にアブラハムに約束された地域を超える広大な地域に拡大していました。

アブラハムの契約には「わたしはあなたの子孫に、この地を与える エジプトの川から、あの大川、ユーフラテス川まで」(創世記15:18)とあります。
アブラハムへの約束は、千年後のダビデへの約束につながっています。 アブラハムはこの約束の実現を自分の目で見ることはありませんでしたが、見えない先のことを信じる信仰者の先駆けとして未来の事柄にまでも関心を向けていました。

アブラハムに対する約束がダビデにおいて文字通り実現されると、ダビデへのとこしえの祝福も現実味を帯びてきます。 ダビデは自分の家系に約束された永遠の祝福を感謝をもって受け止めそれを夢見ました。 その結果が千年後のメシヤ(救い主)の誕生と永遠のいのちへの祝福です。
私たちも自らの人生を神の救いのご計画の中に位置づけて、現在という枠を離れ、永遠という観点に立ってすべての事柄を見直していく必要があります。

【 結 論 】
ダビデが強固な王国を確立することができた秘訣は何だったのでしょうか。
主が彼を祝福し勝利へと導かれたことは言うまでもないことです。 しかし、ダビデが誠実に民に仕えた結果が王国を堅固にしたとも考えられます。15節に「ダビデはイスラエルの全部をすべての者に正しいさばきを行った。」 と言われています。 ダビデは公正と正義をもって民を治めました。 周辺諸国との戦いの最中に、国を正しく治めることがどれほど困難かを思います。

さらに彼は良い重臣に恵まれ、忠実な家臣に恵まれていました。 また征服された人々(例えばケレテ人やペレテ人)の忠実な働きが底辺でダビデ王国を支えていました。
教会の祝福は主にかかっています。 それと共に主を愛する兄姉の忠実な一つひとつの奉仕と将来を見通す信仰が群れを支えているのです。 (10節)