06年 2月26日
「世の終わりに生きる心得」
ペテロの手紙第１ １章１３節
ペテロの手紙を読むとき、異教の地で敵意と悪意を向けら
れて弱り果てていたキリスト者たちに出会うことになる。
異教の地でキリスト者であることは、私たち在日キリスト者
にも当てはまることだ。しかし、あからさまな敵意や悪意を
感じながら過ごしている者が、私たちの中にどれほどいる
だろう。聖書は、皮肉なことに迫害や困難に遭うときにこそ、
信仰が強められる事例を多く示している。現代の私たち
キリスト者がこの国で血を流すほどの祈りと信仰を神に
ささげたのはいつのことか。私たちがこの世にあって、
心を引き締め、身を慎み、キリストの現われのときに、
もたらされる恵みを渇望したのは、いつだったことか。
今問われているのは、終末に生きる私たちの信仰である。