06年12月31日
「神様の守り」
マタイの福音書 2章1〜15節
人は目の前の出来事を何とか理解したいし、説明が欲しい
と願う。しかし自分の知恵と五感に頼ることは、神のことばを
無視して都合のよい偶像を作ってしまったアロンの罪に至る
道に他ならない。神は、人が世界をどのように見ていようと、
人知をはるかに超えた最善のみわざを成し続けていてくださる。
ヨセフには幾度も尋常ではないことが目の前に起こった。身に
覚えのない子を許婚が宿し人々の嘲笑の的になった。東方の
国から異邦人の学者たちが我が子を礼拝しにきた。
それでもヨセフは神のなさることをじっと見て受け入れてきた。
説明があろうとなかろうと、神のなさることを信じるのに必要な
ことは神への絶対的な信頼だ。エジプトに逃れたヨセフは
これまでの経緯を思い起こしながら、神のみわざの大きな
恵みと助けに感謝を捧げたに違いない。