08年11月30日

「神は私たちとともにおられる」
マタイの福音書 １章２１〜２３節

日本の自殺者が年間3万人を越えている。悩み苦しんでいる人の多い
ことを覚えさせられる数字だ。孤独な時代だ。人と一緒にいてなお孤独
なのは、人と人とが向き合あわない時代だからだ。友達どうしで、また
親子や夫婦でありながら向き合うことが減っているのかもしれない。
一緒にいて会話はおろか、理解をし合えず、互いに批判の眼を向けて
しまう。そこには愛されているという実感が失われている。そのような
世界を憂えておられる神は、時が満ちて、御子イエスをこの地上に
つかわされた。壊れてしまった神と人との関係、人と人との関係を
本来あるべき姿に戻すために、イエスが来られたのだ。
「すべて、疲れた人は…私のところに来なさい。」とイエスは言う。
取り繕うことなど必要ない。ありのままの自分を、
イエスは受けとめてくださるからだ。このイエスこそ、インマヌエル
（"神は私たちとともにおられる"という意味）と呼ばれる救い主なのだ。

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