09年 5月 3日
「新しい契約」
ヘブル人へ手紙 8章 6〜13節
私たちの生活はお互いの約束の上に成り立っています。
人と人が会う日時と場所、電化製品が保証書のとおりに無償で修理
されることなど、双方がそれらを守ることで営みがスムーズになる
社会。人々が生きていくのには約束が不可欠です。神は人々の
暮らしが円滑に営まれ、神の御前にふさわしく生きるように、
かつて石の板に刻んだきまり(十戒)を守るように言われました。
しかし、いつの時代の人々もそれを完璧に守ることが出来ず、
いい加減に守ることもまた難しいことでした。神は人々の限界をよく
知っておられたので、石の板にきまりを刻む前から、時を定め、
きまりを守れる方法を用意しておられました。約2000年前、神は
イエスを世に遣わし、すべての人の罪をその身に背負わせました。
そのことを信じる人は、イエスの犠牲の故に罪を赦され神の子ども
とされ、心に神の霊を宿し、すべてのことを神に導かれながら生きる
ことができるようになるのです。これが新しい約束です。
聖書は神の愛と罪の赦しの宣言で満ちています。イエスはそのこと
の保証であり、約束は保証人によって契約というさらに確かなものに
なりました。新しい契約を受け取った人は、神が手塩にかけて育てて
くださいます。足りない者でありながら、神がなさった契約の故に、
あらゆる境遇の中でおこる葛藤や迷いや悲しみを抱えつつも、
神の子どもとされた深い安心感や満ち足りた思いで
地上の生涯を歩むことになるのです。
(KT)
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