週報より

  愛ということばについて私たちの持つ印象は様々あります。日本語で愛と書くとその幅はすごく広いのですがギリシャ語では愛という意味を表すために、3つの種類が分けて使われます。   性的愛を示すエロース、兄弟愛,両親への愛,友情,好みなどを示すフィレオー、そして神的,自己犠牲的,他者中心的な愛という意味を持つアガペーです。私たちが一般的に用いる愛は多くの場合はフィレオーが多いでしょう。好きだから~とか自分の家族だから~とかかわいいから~とか砕いていくと「だからの愛」とも言えるでしょう。それと比較してアガペーの愛は「それでもの愛」と表現出来ると思います。神様はエデンの園から始まって旧約を通し裁きよりも愛と赦しを優先されました。そこには資格がなくても、それでも赦し愛する神的な愛があり、イエス・キリストの誕生~十字架での購いは自己犠牲的かつ他者中心的な愛という表現がふさわしいでしょう。この愛と忍耐ゆえに私たちは自分の行いに関係なく、まず信じることによって赦しを得て、天国への切符を手にすることが出来ます。もし行いが必要なら行うために必要な体力や知識、また行動出来る健全な肉体がないと救いを達成することは不可能になるでしょう。施しが必要であれば裕福でなければ救われなくなってしまいます。すべての人に平等に救いへの道を示すために神様は神様にしかできない方法でその道筋を整えられました。 神様の愛の深さ広さ高さは私たちが生涯かかっても理解しきることは不可能かも知れません。しかし愛して下さる方の愛に自分に出来る精一杯の愛で応え、感謝に溢れて生かされていきましょう!

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