週報より

私たちはそれぞれ大切にしていたり、思っているものや事柄、人がいると思います。そのもの自体がいつからそういった存在であったかと言われるとその経緯は様々だと思います。時として失って初めて分かる大切さもあります。それは家族であったり健康であったりするでしょう。また逆に失ってみて実は大して大切なものではなかったと気がつくこともあります。そういった環境の変化に関わらずずっと大切にしているものはいったいどんなものでしょうか?使徒パウロの手紙を読んで行くときに最後の章はほぼ挨拶が延々と続きます。ひとりひとりを聖書辞典などで調べるのも面白いですが、シンプルにパウロが信仰の同労者を本当に大切にしていたことが分かります。晩年に書かれている幽囚書簡でさえ多くの働き人を気遣い、またその関係を大切にしている姿が見てとられます。どんなに地域が離れていても心は多くの人々の事を思い、祈りに覚えていたのでしょう。こういった祈りの連携が初代教会を堅く結び合わせ、そして強固なものにしていく原動力となっていたのです。お互いの事を思い祈り合うことは大きな力です。神様に委ねる心も必要ですが無関心と委ねることは違いますし、気にかけ祈りに覚えることと、気にしすぎて干渉し過ぎる事も違います。聖書に立ち、的確な心の距離を保っていくことが大切なのです。エペソ4章には一致について熱心に一致することを求めるようにと書かれています。この熱心とは盲目的になったり一方的に押しつけることではなく、みことばに立ち、祈り励まし支え合う関係です。主にある素晴らしい人間関係を築き上げていくことが出来るよう祈り励みましょう!

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