思いをつなぐために~ローマ16:22~27

聖書は実に40人ほどもの多くの人物を通して約1600年の時間をかけて記されました。それだけ長い年月をかけつつもすべて神の霊感により書かれたとIIテモテ3章に書かれているように人間ではなく、神様が著者であるという認識が聖書を神様からの大切なメッセージと受け止める人々には信じられています。そしてそのために用いられたひとひひとりは王様であったり、政治家、農夫、漁師、医師など様々な背景を持った人々が用いられました。それだけ多彩な人々が異なる地域、時代の中で記されました。その目的は神様がどのようなお方であるかを伝えること、罪を知ること、永遠救いについて、またそのための方法を知ること、それらの道筋がイエス・キリストの誕生に向かっていくための預言、そして公生涯、そこから繋がる弟子達の宣教へとつながり現代の教会の歴史と働きへと繋がっていきます。それはすべて神様が望んでおられるひとりとして滅びることなく永遠のいのちを持つことが出来るようにというこの愛によって動かされたひとりひとりによって紡がれていくものです。ローマ人への手紙はテルテオという人物が晩年のパウロが口頭で語っていることを聞いて執筆しました。その過程ではパウロの言っていることを理解して書くという中で彼の知識の範囲、配慮など多くの調整が必要だったはずです。そして同じ聖霊によって導かれていくという霊的土台の一致がありました。そのようなひとつひとつのつながりがあって神様の思いが歴史の中で大きくつながれていったのです。主がこれからの時代の中でその御心をさらに現わしてくださるように神様に思いを向けていきましょう。

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