友と呼んでくださる御方~ヨハネ15:12-17

 私たちは様々な人間関係の中で自分の立ち位置を認識し、あるときは上司、有るときは部下、あるときは客、あるときは他人として振る舞うことがあるでしょう。その人間関係のあり方はお互いの立場、そして認識によって変わってきます。「客」と言っても一見さんと常連では受け入れる側の対応に変化が出ることがあるでしょう。またその質によっても変化してしまうのが私たちの性質だと思います。そのような相互の関係の中でイエス様は私たちをどのように見ておられるでしょうか?

 ヨハネの福音書15章の中でイエス様が私たちをしもべではなく友としていてくださるというその心の中にあるものを語られている場面があります。そしてその友とはイエス様の命じることを行う者であることも書かれています。なんだかそれだけ見るとしもべと同じように見えるかも知れません。しかし次の節でしもべは主人のすることを知らないけどもイエス様が父なる神様から聞いていることをすべて私たちに知らせたからこそ友でるということが語られています。

 つまり主に仕えるということの中にある関係の質の変化がイエス様から私たちに語られた内容によって起こっているということです。
そしてなぜそのようなことを私たちに教えてくださっているかというと主の選びがそこにあり、そして実を結び、その実が残っていくことそして主が求めておられる主を軸とした愛し仕え合う関係を私たちが実現していくことをイエス様は期待しておられます。

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