金沢キリスト福音教会

2018/10/14 ノアの晩年

ノアの晩年(創世記9:15-27)
「 虹が雲の中にあるとき、わたしはそれを見て、神と、すべての生き物、地上のすべて肉なるものとの間の永遠の契約を思い出そう。」
こうして神はノアに仰せられた。「これが、わたしと、地上のすべての肉なるものとの間に立てた契約のしるしである。」
箱舟から出て来たノアの息子たちは、セム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である。 この三人がノアの息子で、彼らから全世界の民は分かれ出た。さて、ノアは、ぶどう畑を作り始めた農夫であった。
ノアはぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。
カナンの父ハムは、父の裸を見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。
それでセムとヤペテは着物を取って、自分たちふたりの肩に掛け、うしろ向きに歩いて行って、父の裸をおおった。彼らは顔をそむけて、父の裸を見なかった。 ノアが酔いからさめ、末の息子が自分にしたことを知って、 言った。「のろわれよ。カナン。兄弟たちのしもべらのしもべとなれ。」
ノアのこの言葉は世界の歴史の中で大きな悲劇をもたらしています。人種差別もその一つの現れでしょう。
信仰の人も時に罪を犯し、本人も国をも亡ぼす事態が聖書の記録の中に示されています。
「 あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません。・・・ 愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」 (ローマ12:14-21)
★セムとヤペテは父母を尊敬する手本となった。(創世記9:23)
 「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。すなわち、
「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする」という約束です。(エペソ6:2-3)