金沢キリスト福音教会

2018/12/16 主なる神の守り 

「主なる神の守り」(ヘブル11:23-26)
「 信仰によって、モーセは生まれてから、両親によって三か月の間、隠されていました。彼らはその子の美しいのを見たからです。彼らは王の命令をも恐れませんでした。
信仰によって、モーセは成人したとき、パロの娘の子と呼ばれることを拒み、 はかない罪の楽しみを受けるよりは、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取りました。 彼は、キリストのゆえに受けるそしりを、エジプトの宝にまさる大きな富と思いました。彼は報いとして与えられるものから目を離さなかったのです。」
 モーセの誕生した時代はイスラエル民族にとっては苦難の時代でした。エジプトではヨセフのことを知らない新しい王が起こり、イスラエルは奴隷とされました。その虐待は厳しく、男子の新生児をことごとくナイル川に「投げ込め」と王は命じましました。しかし、モーセは王女によって助けられ、実母によって唯一の神を学び、王宮で王子として育てられても真実な神の教えから離れることが有りませんでした。
「若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない。」(箴22:6 )
 モーセは成長して40歳の時にイスラエル民族を救い出そうと立ち上がりましたが、その時は同胞から支持されませんでした。彼はミデアンの荒野に逃げて40年羊飼いとなって神の訓練を受けることになりました。王宮から逃げて荒野に追いやられたモーセは羊を飼う者として知性と共に人間の弱さ、空しさを知り、更に柔和な人となり、忍耐強い者となりました。
「 さて、モーセという人は、地上のだれにもまさって非常に謙遜であった。」(民 12:3)
「あなたは、ご自分の民を、モーセとアロンの手によって、羊の群れのように導かれました。」(詩 77:20 )