金沢キリスト福音教会

2019/1/27 神に捧げられた人 

 神に捧げられた人(Ⅰコリント10:11.12)
「 これらのことが彼らに起こったのは、戒めのためであり、それが書かれたのは、世の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです。ですから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。」

◎ サムソンの誕生は彼の母が受けた、御使いによる良い知らせから始まっています。「見よ。あなたは不妊の女で、子どもを産
 まなかったが、あなたはみごもり、・・男の子を産もうとしている。その子の頭にかみそりを当ててはならない。
 その子は胎内にいるときから神へのナジル人であるからだ。彼はイスラエルをペリシテ人の手から救い始める。」
                                                   (士師13:3-5)
 ナジル人とは「神に捧げられた人」と言う意味です。
 マノアの妻は男の子を生み、その名をサムソン=太陽のような人と名付けました。彼は成長し、主は彼を祝福されました。
 彼に与えられた賜物は剛力でした。その力で若いライオンを素手で引き裂き、ロバのあご骨で千人を撃ち殺しました。
◎ サムソンはペリシテ人に反抗するためにペリシテ人の娘を妻にしようと企てました。それによってペリシテ人を懲らしめる機
会は与えられたのですが、彼の受けた代償は妻の裏切りや、肉体の苦痛、ナジル人である神に対する誓いを破る罪などが挙げられます。
 彼の悔い改めの言葉が心に残ります。
◎「サムソンは主に呼ばわって言った。「神、主よ。どうぞ、私を御心に留めてください。ああ、神よ。どうぞ、この一時でも、 私を強めてください。私の二つの目のために、もう一度ペリシテ人に復讐したいのです。」 そして、サムソンは、宮をささえて いる二本の中柱を、一本は右の手に、一本は左の手にかかえ、それに寄りかかった。 そしてサムソンは、「ペリシテ人といっ しょに死のう」と言って、力をこめて、それを引いた。すると、宮は、その中にいた領主たちと民全体との上に落ちた。
 こうしてサムソンが死ぬときに殺した者は、彼が生きている間に殺した者よりも多かった。(士師記16:28-30)