金沢キリスト福音教会

2019/7/28 ツァラアトのきよめ

 ツァラアトのきよめ (ルカの福音書5:12-16)
「 さて、イエスがある町におられたとき、全身ツァラアトの人がいた。イエスを見ると、ひれ伏してお願いした。「主よ。お心一つで、私をきよくしていただけます。」
イエスは手を伸ばして、彼にさわり、「わたしの心だ。きよくなれ」と言われた。すると、すぐに、そのツァラアトが消えた。」
 日本ではハンセン病患者に対する絶対隔離政策が官民一体となって行われ、患者の方、そのご家族の方々も筆舌に尽くせない苦痛を受けられました。聖書にはレビ記13、14章に詳しく記載されています。患者となった方は家族や町から離れ、病気が完治しなければ絶対に家族や町に戻ることが許されません。しかし、現在ではプロミン、その他の治療薬。病気に対する研究も進んで、伝染力は弱く、潜伏期間も長く、早期の治療で完治し、進行状態での発見治療でも完治するなど危険度の低い病気であることが分かってきました。
 聖書に戻ります。さて、上記のような出来事が起きました。
 イエス様の前に、群衆をかき分けて、全身がツァラアトに犯された人が飛び出して来て、ひれ伏してお願いしたのです。
「主よ。お心一つで、私をきよくしていただけます。」主は御手を伸ばし、しっかりと触って、「わたしの心だ。きよくなれ」と言われました。
するとその瞬間に全身のツァラアトが消えたのです。
 この人の歓喜は例えようもなかったでしょう。キリストは厳しく、誰にも話さないように、律法に従って、祭司に見せて癒された感謝の供え物をするように命じました。しかし、彼は町中に言い広めてしまい、人々が主の前に押し寄せて来ました。主が表立って行動出来ないようになりました。しかし、主は全ての人の病を癒され、ご自身は寂しい所で祈りを捧げておられました。(ルカの福音書5:16)
★これは、預言者イザヤを通して言われた事が成就するためであった。「彼が私たちのわずらいを身に引き受け、私たちの病を背負った。」
(マタイ 8:17)