金沢キリスト福音教会

2021/1/24 燃え尽きない柴の木

 燃え尽きない柴の木(出エジプト3章1~10節 )
「 すると主の使いが彼に、現れた。柴の中の火の炎の中であった。よく見ると、火で燃えていたのに柴は焼け尽きなかった。
モーセは言った。「なぜ柴が燃えていかないのか、あちらへ行ってこの大いなる光景を見ることにしよう。」
 この時、モーセが神の御声を聞いたのは80歳でした。それ以前、モーセは40歳の時、エジプトの皇子であり、権力もあって、ユダヤ民族を奴隷の身分から救おうと言う願いが起こされたのですが、失敗してミデアンの地で羊飼いをしていたのです。
 主なる神様は、モーセが絶望している時に突然、イスラエル民族の救出を命じられました。
 彼は自我や、誇りや、能力にも限界を憶えて砕かれている時、神様の声を聞いたのです。
「今、行け。わたしは、あなたをファラオのもとに遣わす。私の民、イスラエルの子らをエジプトから導きだせ。」
モーセは神に言った。「私は、いったい何者なのでしょう。・・」
神は仰せられた。「わたしがあなたと共にいる。これが、あなたの為のしるしである。・・・」
神の聖名「わたしは有る」永遠の実在
 荒野の柴の木、モーセの杖、それらは力の無い、命の無いもの
モーセ「口も重く、指導者にはなれません。」(出エジプト4:10)
神が共にいて下さる。(そのしるしが燃え尽きない炎)
モーセをイスラエルの解放者、導き手としたのは人ではなく、
神の御言葉に聞き従う者だけが用いられることを知る為でした。