「祝福の言葉④」

投稿日:

聖書 申命記33:20~22

(序)本日は、「祝福の言葉」の4回目です。ガドとダンを取り上げます。

一、ガドとダンへの言葉

1、ガドへの言葉

 ガドは、ヤコブの7番目の子、「幸運」の意味。その子孫はヨルダンの東に住んだ。「ガドを大きくする者は、ほむべきかな」(20)とガド族の領土を広げて下さる神を賛美しています。また、20節から、ガドの部族は、勇猛果敢であったことが伺えます。21節にある「彼は自分のために最良の地を見つけた。そこには、指導者の分が割り当てられていたからだ」という言葉は、イスラエルの民が約束の地カナンに入る前に、領地をヨルダンの東に求めたことを示しているのです。

2、ダンへの言葉

ダンは、ヤコブの5番目の子、名前の意味は「さばき」です。申命記には、その勇猛果敢な姿が記されています。サムソンは、ダンの部族出身です。彼らの領地は南にありましたが、後に最北端の地に移住しました。

二、ガドとダンに対する言葉から教えられること

1、ガドに対する言葉から教えられること

ガドの部族は、約束の地カナンに入る前に、ヨルダンの東側に割り当て地を所有しました。しかし、彼らは、自分の領地を先にもらったから後は知らないという無責任なことはしませんでした。むしろ、彼らは、民の先頭に立って闘ったのです(民数記32章)。実に、彼らは、自分の責任を放棄することなく、イスラエルが約束の地を獲得するまで、民の先頭に立って、勇猛果敢に戦いました。ですから、申命記33章21節に、「彼は民の先頭に立ち、主の正義と主の公正をイスラエルのために行った」と記されているのです。私たちも、自分に与えられた責任を果たし、忠実に主に仕える者でありたいと思います。

2、ダンに対する言葉から教えられること

創世記49章17節に、ダンの部族について「道のかたわらのへび、道のほとりのまむし」と呼ばれています。しかも黙示録7章の部族のリストにダンはなく、このダン部族から反キリストが出ると言われています。創世記49章18節には、「主よ。私はあなたの救いを待ち望む」と不思議な言葉が記されています。ダンについて思い巡らす時、ヤコブは、主に祈らざるを得なかったのです。

三、冠を奪われないようにしっかりと保ちなさい

マタイの福音書24章3~13節をご覧ください。主イエスは、弟子たちから、世の終わりの前兆について尋ねられた時、偽キリストや偽預言者が現れること、戦争と戦争のうわさ、民族が民族に敵対して立ち上がること、飢饉と地震の起こることを指摘しておられます。そして、「人に惑わされないように気をつけなさい。…最後まで耐え忍ぶ者は救われます。…目を覚ましていなさい」と言われています。

第2テサロニケ2章3~17節もご覧ください。パウロも、世の終わりには、不法の者、反キリスト、偽預言者などが現れることを警告しています。

現代、多くの異端やカルト集団があります。私たちは、家族や友人知人が、そのような間違った教えに引き込まれないようにしなければなりません。悪しき者に惑わされることなく、真理のみ言葉に堅く立ち、忠実に主に従う者となりましょう。

(結論)最後に、ヨハネの黙示録3章11節をお開き下さい。フィラデルフィアの教会への手紙の一節です。「あなたの冠をだれにも奪われないように、あなたの持っているものをしっかりと持っていなさい」と命じられています。どの様な時にも、私たちは、惑わされることなく、しっかりと信仰に立って歩みましょう。