本日の講壇(2018.6.3.)
聖書箇所 第2コリント2章14~17節
説教題 『キリストのかおり』
■序論
この箇所では、イエス・キリストを知る者について書かれています。キリストによる凱旋の行列に加えていただけること、芳しいキリストの香りであると言われています。イエス・キリストの側にいてこそ、私たちはキリストの香りを放つものとなることができるのです。
■本論
1、キリストの凱旋の行列(14節)
凱旋の行列とは勝利の行列のことです。イエス・キリストは、その地上の生涯において勝利された御方です。人から名誉を受けるという成功ではありません。悪魔からの試みに打ち勝ち(マタイ4章)、十字架での苦しみと死に打ち勝ち、よみがえられました。私たちは、この御方によって生かされ、赦され、勝利の行列に加えられています。
2、キリストの勝利(14節)
イエス・キリストが勝利されたのはどのような方法だったでしょうか。悪魔の試みに合われたときは、3度ともみことばによって試みを退けられました。十字架の苦しみの前にはゲッセマネの園で祈られました。十字架の上でも「父よ。彼らをお赦しください」と祈られました。みことばと祈りによってイエス様は勝利されました。
3、キリストを知る知識の香り(14-16節)
私たちは、キリストの勝利の行列に加えられ、イエス・キリストを知っている者しか持っていない香りを放つことができます。キリストの香りはキリストの御性質であり、福音そのものでもあります。救われる人々にとっては、いのちに至らせる香りであり、滅びる人にとっては死に至らせる香りです。(第1コリント1章18節)
■結論 キリストの香りを放つためには、キリストの側にいなければなりません。イエス・キリストがみことばと祈りによって勝利されたように、私たちも祈りとみことばに導かれて、試みや苦しみから守られて、勝利の行列に加えていただきましょう。