神様 義母を有難うございましたⅦ

公開済み 11月 15, 2015 by 管理人 in アドナイ・エレ

〜「今私を叩こうとしたでしょ」〜

作:牧師夫人 佐多多視子

○食事編(続き)

母が10年前、我が家に来る前の年末、ディサービスに通っている時、老人性胃潰瘍で吐血して入院いたしました。そこで、家に来てからはブロッコリースプラウトを半年間、サラダや汁物に入れて食べていただき、甘味は蜂蜜で摂りました。

また、母は父の仕事の都合で若いとき満州で暮らしていたせいか、濃い味のものが好きでしたが、家に来てからは私たちと同じ薄味の食事を摂っていただきました。お陰様で2度と老人性胃潰瘍になる事はありませんでした。

 

○叩こうとした編

母が何か気に入らないことがあったのだと思いますが、私を叩こうとしたことがありました。私が腕でそれを受けようとした時、「あんた、今私を叩こうとしたでしょ」と言いました。聞き流そうとしましたが、施設や他の人に「叩こうとされた」と言って回っては困ると思い、「お母さんが叩こうとしたので、私がそれを避けようとしてこうしたのでしょ。私が叩こうとしたのではないですよ。そうですよね。叩こうとしたのはお母さんですよ。」と言うと「あっ、そうか」という顔をしていました。

こういう時はいつも神様が私に言うのです。「継母にこう言われてきたのではないかな?こうされてきたのではないかな?」そんな時、私は怒りという気持ちは湧いてこなくて、哀れみが先に立つのです。小さかったお母さんは何の抵抗もできなかったんでしょうね…と。私が母を嫌いにならないように、憎しみを抱かないように、神様がそうして下さり続けました。

 

○洋服篇

ショートスティ、ディサービスに行くには、すべての持ち物に名前を書く必要がありました。これも結構一仕事でした。

ある日母が楊柳仕立てのネグリジェを着て外出するというので、「これは寝巻きですよ」と言っても「何がこれが寝巻きじゃろうか」と言い張ります。母の時代の人からすると外出着と思われるほど今の寝巻きは美しいです。それでも外出着にはできないと思って上から見て読めるように、『寝巻き』と書きました。

そして「ほら、お母さん。寝巻きって書いてあるでしょ。こんなのを着て外に出たらおかしいですよ。」と言うと、観念したように仕方ないねという顔をして、時々その書いたものを見ていました。

靴下も上下さかさまに履いてかかとの方が上にきたりしていましたので、「こちらが上」「佐多律子」と書いたものを貼ると間違わなくなりました。

また、ある時施設の方が「佐多さん、そう着るのではないですよ。」と注意すると「あんたにそう言われる所以はない。」と言ったというので、「申し訳ございませんでした。口が悪いですが、どうか忍耐して付き合ってください。宜しくお願いします。」とお詫びの手紙を書きました。

 

思慮があなたを守り、英知があなたを保って、悪の道からあなたを救い出し、ねじれごとを言う者からあなたを救い出す。箴言2:11~12


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