半成人式を迎える子供たちへのメッセージⅣ

公開済み 2月 14, 2016 by 管理人 in アドナイ・エレ

〜3、苦労することを嫌がるな。〜

○真の幸せは苦労から、楽(らく)して楽しくでは幸せになれない

以前ある実業家が事業から引退し、あとは余生を楽しみたいと、ご夫婦で国内旅行や海外旅行をはじめられました。忙しい仕事から解放され、毎日毎日とっても楽しい日々を過ごしていたのですが、時が経つにつれてその生活に喜びを感じられなくなってきました。

周りの人々は悠々自適な彼らの生活にあこがれを覚えていましたが、彼自身は「幸せを感じられない。」と告白するようになりました。不思議に思ってその理由を尋ねると、「生き甲斐がない。」との返事が返ってきました。

私もそれを聞いて彼の気持ちが何となく理解できるような気がしました。「なるほど、楽しいかもしれないが、生き甲斐はないかもしれないな。人生、生き甲斐をなくしたら、幸せを感じるのは難しいだろうな。」

そこで、どうしたら生き甲斐を得られるか考えました。彼は事業をやって、仕事で走り回っていた時は生き甲斐を感じていたのでしょう。当時の彼には目標があり、それに向かって努力していたからだと思います。つまり幸せを得るためには、生き甲斐が必要であり、そのためには苦労する必要があるということだと思います。

私の住む隣町で1月にマラソン大会が行われます。毎年全国各地から2万人ほどの方々が来られて参加されるそうです。走るのが嫌いな私にとっては、これこそただただ何時間も走り続けるだけで苦労の塊みたいなイベントだと思います。しかし、皆その苦労を通して得られる幸せを求めて集まって来られるのです。

苦労して初めて、充実感・達成感が得られ、それが生き甲斐を生み、そして、真の幸せを与えてくれるのです。そういえば、中学生になってみんな部活に入っていくのも同じ理由でしょう。部活をしないで家でゲームをしたり、好きな所に遊びに行ったりと、楽して楽しくすることはできます。しかし、わざわざ部活に入って走らされたり、玉拾いさせられたり、怒られたりするのです。それは苦労の先に幸せがあることを知っているからです。

一生懸命勉強することから学校での掃除に至るまで、一生懸命やる人が、充実感、達成感、生きがい、幸せを得られるのであって、何でもいやいや取り組むならきついばかりで、幸せを見出すことはできません。

幸せのベースには苦労があるのです。だから苦労することを嫌がらないようにしましょう。

○苦労は強い人間を育てます。

私は長男が小学生のとき会社を辞めて今の仕事をはじめました。最初の4年間ぐらいは満足に食べさせられない時期が続きました。それでも、子どもたちは少ないご飯をおかゆにしてお腹を満たしていました。

ある時長男が学校の焼却炉に捨ててあった靴を拾ってきて、自分で履こうと洗っていました。親としては居たたまれない気持ちです。すまないと思いました。

やがて、長男も次男も東京の大学に行きましたが、仕送りはできませんでした。彼らは自分で稼ぎながら学校に通いました。そして、授業のためのパソコンを買ったり、自動車免許を取ったり全部自分たちでやってくれました。

彼らが帰ってきた時、「君たちはよく大変な中、頑張ってくれたね。」と言うと、「あの時の苦労がなかったらできなかったと思う。」と答えました。苦労は人を強くします。

そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。ローマ5:3~4


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