可愛い新1年生

公開済み 4月 17, 2016 by 管理人 in アドナイ・エレ

〜「おじちゃんの嘘つき、全然いなかったよ。」〜

新しい年度が始まり、入学したばかりの新1年生が登校を始めました。真新しいランドセルを小さな背中に背負い、赤い帽子をかぶって、お兄ちゃん・お姉ちゃんに連れられて登校してくる子、お友達同士で固まって登校する子、一人で歩いてくる子まちまちです。

最初の数日は、多くのお父さんやお母さん方が心配そうに一緒に歩いて学校の近くまで付いて行かれる姿が見えました。そして、下校時間になると教会前の交差点や教会近くの橋の上で子供たちの帰りをお母さん同士話しながら心配そうに学校の方を見て待っておられました。

しばらくすると、先生を先頭に新1年生がぞろぞろお友達同士で、何やら楽しそうに話しながら下校してきます。そして、交差点で先生からお母さん方に子供たちが引き渡され、それぞれの家庭に帰っていきます。

入学から数日経つと、徐々に待ってるお母さん方の数が減り、そしてついに先生の見送りもなくなりました。しかし、子供たちは寂しがる風もなく、お友達同士で楽し気に話しながら帰ってきます。子供たちの環境適応能力のすごさを教えられます。

今年も20人ほどの新1年生が、私が登校安全指導する交差点を通っていきます。私はここを通るすべての子供たちの名前を呼んで、ハイタッチして「おはよう」の声掛けをしているので、さっそく新しく通り始める子供たちの顔と名前を覚え始めました。

此処の小学校では1年生だけ赤い帽子を被り、2年生以上は白い帽子に変わります。ですから遠くから来る赤い帽子を見ると、少し構えて通るのを待ちます。そして、通り過ぎるときネームプレートを見たり、名前を聞いたりして声掛けしますが最初は皆同じように見えて、名前と顔がなかなか一致しません。

以前に比べて記憶力も落ちてきているようには思いますが、毎朝のことなので上級生の時のように、そのうち皆の名前を覚えて、それぞれを名前で呼んで挨拶できるようになると思い心配はしていません。

よくお母さん方に「通るみんなの名前を覚えてるんですか?」と聞かれますが、「はい、一応みんな覚えているつもりです。そうでないと、必ず『○○ちゃん通った?○○君通った?』と聞かれるので、答えられないと怒られるのですよ。」と答えています。

子供たちから「○○ちゃん通った。」の後に「いつ頃?」とよく聞かれます。私が「ちょっと前だよ。」と言うと、猛然と走り出します。しかし、子供の足でも数分するとずいぶん遠くまで歩いて行けます。そこで、あくる日「おじちゃんの嘘つき、全然いなかったよ。」と言われたりするのです。

そこで、近頃は「ちょっと前だけど、今から走っても間に合わないと思うよ。」と返事するように変えました。それでも走る子は自己責任で文句は言わないようになりました。

子供たちの中には交差点でお友達との待ち合わせで、時間つぶしにいろいろなお話をしてくれます。学校での出来事、家庭で起こったことなど様々で、私も子供たちとの会話を毎朝楽しみにしています。

私が子どもであったときには、子どもとして話し、子どもとして考え、子どもとして論じましたが、おとなになったときには、子どものことをやめました。Ⅰコリント13:11

先日は自転車に乗って通る大学生を見て、「あっ、あの時の小学生だ」と思い、「大きくなったね。」と声をかけました。すると嬉しそうに頷いて通っていきました。彼を見て、子供の時代は短いなと思いました。

純粋で未熟な子供としての考え方があり、世間に揉まれ成熟した大人の考え方もあります。子供の時は子供らしさを存分に発揮し、今を楽しんでいただきたいと思います。


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