台風10号が東北地方を襲う

公開済み 9月 4, 2016 by 管理人 in アドナイ・エレ

~最も大切なもの~

このたび東北、北海道地方に甚大な被害を与えた台風10号は、観測史上初めて太平洋側から東北に上陸するという、稀有な台風でした。元々この台風は東京都小笠原沖で発生し、それから南下を始めました。今までとは全く違うルートをとる台風に、私は少し不気味さを覚えてみておりました。

それが奄美大島、沖縄、南西諸島まで南下して来て、そこにしばらく停滞し、その間に熱帯地方の暖かい海上でエネルギーを蓄え、勢力を拡大した後Uターンし、日本の太平洋側を北上して、東北沖で急に北西に向きを変えて岩手県大船渡市に上陸しました。

私は小さい頃屋久島で沢山の台風を経験しました。その当時、7・8月頃来る台風は屋久島かその近海を北上して、九州に上陸し、その後一旦日本海に抜けて、勢力を弱めてから東北の日本海側に再上陸するというルートが多かったように思います。

それが今回は、障害物のない海上を北上しほとんど勢力を弱めることなく、東北の太平洋側に上陸したので、東北地方に多大な被害をもたらしたものと思います。

また、台風とはおよそ縁遠いと思われた北海道が8月中旬からわずか半月という非常に短い期間に3つの台風の影響を受けて、100か所以上の道路が崩壊や冠水によって不通になり、孤立する地区が沢山出てしまいました。

今回の台風に限らず、地震災害や集中豪雨による災害等の想定外の自然災害が近年多発しているように感じます。「こんなことは初めてだ。」とか「何十年、何百年に一度の災害だ」とかよく耳にします。

しかし、これほど想定外の予期せぬことが起こるのでしたら、今までの経験や常識を捨てて常に万全の備えをしておく必要があることを痛感致します。

私は小さな町のコミュニティ協議会の安心安全部会に属し、町のあらゆる災害を想定した方策を立てる働きにかかわっております。大きくは町の避難訓練から子供たちの登下校時の通学路における危険個所等に至るまで、様々な課題に取り組んでおります。

避難訓練といっても、海岸沿いにある集落におられる方々と、山間部に住んでおられる方々とは全然違う対応が求められます。海岸沿いの集落は津波や洪水等水害対策が中心ですが、山間部はがけ崩れによる家屋の被害や避難道路の寸断等への対策が必要になってきます。

災害は今まで努力しコツコツと築き上げてきたすべてのものを一瞬の内に奪っていきます。台風10号による洪水によって流された家の映像を見て、家にあった家財道具や大切にしていた物、記念に残るたくさんの品々等、そこに住んでおられた方々の血と汗の結晶であったであろう物が家ごと流されていました。

自然災害によって、それらの物が今までの生活とともに、すべて失われてしまいます。災害に対する備えは大切ですが、どんなに対策を練っていても防ぎようのない出来事が起こることをも想定していないといけないように思います。

私は日の下に、痛ましいことがあるのを見た。所有者に守られている富が、その人に害を加えることだ。その富は不幸な出来事で失われ、子どもが生まれても、自分の手もとには何もない。母の胎から出て来たときのように、また裸でもとの所に帰る。彼は、自分の労苦によって得たものを、何一つ手に携えて行くことができない。伝道51315

人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。人の子は父の栄光を帯びて、御使いたちとともに、やがて来ようとしているのです。その時には、おのおのその行ないに応じて報いをします。マタイ162627


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