「世界食料デー」鹿児島大会

公開済み 9月 18, 2016 by 管理人 in アドナイ・エレ

~世界の飢餓に目を向けて~

私は「世界食料デー」鹿児島大会の実行委員長をさせて戴いております。多くの方々の温かいご支援とご協力により、「世界食料デー」鹿児島大会も今年で第19回目を迎えることができますことを心から感謝致しております。

世界食料デーとは、1970年代に起きたバングラデシュの大干ばつによって、多くの人命が失われたことをきっかけに国連でその救済策が話し合われ、世界の一人一人が協力しあい、世界に広がる栄養不良、飢餓、極度の貧困を解決していくことを目的として、1979年の第20回国連食糧農業機関(FAO)総会の決議に基づき、1981年から世界の食料問題を考える日として制定されました。

国連でこのような決議がなされた背景には、飢餓で苦しむ開発途上国に住む人々がおられる一方で、飽食で食料を無駄にしている先進国の人々がいるという現実があったからです。

世界中の人々が共に助け合う精神を持つことが、飢餓の解決に大きな役割を果たすことになります。そこで、鹿児島でも少しでも多くの人に世界の食糧事情を知っていただきたくて大会が開催されるようになりました。

世界で1年間に生産される穀物生産量は最新の発表によると25億トンと言われます。もし、25億トンが平等に分けられるとすれば、今の世界人口約70億人がたとえ100億人まで増えたとしても、十分まかなえる量なのです。

しかし、世界中のすべての人が十分に食べられるだけの食料は生産されているにもかかわらず、世界では約8億人の人が貧困で苦しんでおられ、世界の9人に1人が十分に食料を食べられない飢餓状態にあるのです。

なぜそのようなことが起きているかというと、現在世界で生産されている食料の内、約3分の1が日本を始め先進国と言われる国々で捨てられているというショッキングな結果に起因していると言われています。

現在日本の食料自給率はカロリーベースで約40%です。不足分の60%は海外からの輸入に頼っています。それにもかかわらず、日本で毎年捨てられる食料は2797万トン。世界の飢餓の国々に対する食料援助量474万トンよりもはるかに多い量なのです。

日本では、ホテル、レストラン、コンビニ等様々なところで食料が捨てられていますが、最も多いのは賞味期限切れや好き嫌い等で捨てられる家庭ごみだと言われています。そこでまず、私たちが自分の生活を見直すことからでも始められたらと思います。

さて、日本においても、第2次世界大戦後、食べ物が少なく、みんながお腹をすかせて、貧しい生活を強いられた時期がありました。その時、アメリカから小麦粉、砂糖、粉ミルクなどの援助物資が届いて、学校給食が始まりました。

家庭では貧しい生活をし、余り食べられなかった子供たちも学校給食のお蔭で、少しは栄養がとれる様になりました。その他にも、貧しい日本の為に、カナダ、メキシコ、チリ、ブラジル、アルゼンチン、ペルーなどからも援助を戴きました。

また、アメリカの学校では週1度給食なしの日をつくり、その日は子供達がお昼ご飯を抜いて、そのお金を日本の子供たちのために募金してくれました。

日本も貧しい時にこのように助けて貰えたので今は世界第3の経済大国にまでなることができ、何不自由ない生活を送れるようになりました。この機会に、私たちにできることを考え、共に生きる世界の実現のために助けあい、支えあっていきたいと思います。

世の富を持ちながら、兄弟が困っているのを見ても、あわれみの心を閉ざすような者に、どうして神の愛がとどまっているでしょう。子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行ないと真実をもって愛そうではありませんか。Ⅰヨハネ31718


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