今日のできごと


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2017/1/22(日)



双方の言い分を聞く

 今日のできごとではなく、ずいぶん前の話です。

 ある小学生が、駄菓子屋で銀玉鉄砲を買いました。
 その銀玉鉄砲を見た友達が、僕も買いたいということで
 再びその鉄砲を買いに、同じ店に行きました。

 銀玉鉄砲とほかにも何点かを手に取って、お金を払ったところ、
 お金が足りないと言われます。
 「これとこれとこれとこれでしょ!足りないよ」と言うのです。

 「いや足りてるでしょ」ということで、「足りてる」「足りない」
 と、もめてしまいました。じゃあもう一度一緒に確認ということで
 数えていきました。するとお店の人は「鉄砲がふたつでしょ」と言います。

 「いやこれ違う、さっきここで買ったやつ」と、はじめの小学生が、
 お店の人に言うと、「あらそうだったの!」ということで、
 ようやく解決しました。

 お店の人は、てっきり2人が同時に銀玉鉄砲を買ったと
 思っていたのです。事実誤認です。
 そのため、足りないと思ってしまったのです。

 その少年は、お店に売っているものと同じものは、
 お店には持ち込まない方がいいということを、学びました。
 もしこの時、第三者が仲介に入っていたらどうだったでしょう?

 お店の人に聞くと、確かに計算が合っているわけです。
 「計算を間違っているのは子供の方だ」と思ってしまうでしょう。
 でも、子供から話を聞いて初めて、事実がわかるようになるのです。

 どうしても、初めに聞いた人の話を正しいと思いがちですが
 他の人に聞くと、違っていたということがあり得るのです。
 あわてて判断してしまわないように、注意深くある必要があります。

 【今日の聖書】
 訴えごとを最初に出す人は正しく見えるが
 相手方が登場すれば問いただされるであろう。
 箴言 18章17節


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