神が必要を満たして下さるのに思い煩う?
1.必要なものがないので思い煩ってしまう
私たちが思い煩う原因の一つは、
「必要なものがない」という状況です。
食費が足りない、生活費が足りない、子供の学費が足りない
家賃が払えない、水道光熱費が払えない、
自動車税が払えない、車検費用が払えない、
住宅ローンが払えない、カードローンが返せない、
などなど、お金が足りない場合に、思い煩います。
どうしようか?どこかから借りようか?借してくれるだろうか?
と考えてしまいます。
でもローンが払えないのに、さらに借金を重ねてしまうと雪ダルマです。
収入がないのに借金しても、解決はしないのです。
どうしたらよいのか?と思い煩うしかなくなります。
2.神は必要をことごとくご存知
けれども、神は私たちの必要をすべてご存知です。
何が足りなくて困っているのか、すべて知っておられるのです。
私たちが思い煩わなくても、神が心配してくださるのです。
だから、
『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、
思い悩むな。
それはみな、異邦人が切に求めているものだ。
あなたがたの天の父は、
これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。
マタイによる福音書 6章31〜32節
本当に必要なのは、お金でない場合がほとんどです。
心の問題、すなわち罪の解決こそが、お金の充足よりも大切です。
神は、それもよくご存知なのです。
3.神の国と神の義を求めれば与えられますという約束
神は約束して下さっています。
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。
そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。
マタイによる福音書 6章33節
お金を求める以前に、神の国と神の義を求めなさいと言われています。
そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる、という約束です。
単に必要の満たしを求めるのではありません。そうではなく、
神の国と神の義を、まず求めるのです。
そうすれば、神のみこころがわかっていきます。
そして神に背いている、自分の罪も見えてきて悔い改めへと導かれてゆくのです。
罪が解決してゆくその時に、物質的な必要も満たされていくのです。
神の国と神の義を求めていくならば、必要が足りなくても絶対に大丈夫なのです。
解決すべき罪の問題が、解決へと導かれ
更に神が必要を、ことごとく満たしてくださいます。
ですからもう、思い煩う必要はないのです。
必要がたくさんあればあるほど、神の満たしを多く体験することでしょう。
必要が満たされるだけで、罪の悔い改めに行きつかないなら
それは悲しむべきことです。そういうことを神は願っておられないでしょう。
大事なことは、罪を悔い改めて罪から離れていくことだからです。
むすび.聖書の必要が満たされた奇蹟は今でも起こる
カナの婚礼の奇蹟も、5つのパンと2匹の魚の奇蹟も
サレプタのやもめの奇蹟も(列王上17:10-14)、
遠い昔の話ではありません。今でも起こるのです。
必要なものがなくても、思い煩って嘆き悲しむ必要はないのです。
神が与えて下さると約束して下さるのですから、
神の国と神の義を、まず求めていくのです。
そうしたら必ず与えられるのです。
必要の満たしだけを求めるのではなく、神の国と神の義を求め
そして必要の満たしを求めていきましょう。
【今日の聖書】
わたしの神は、御自分の栄光の富に応じて、
キリスト・イエスによって、
あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます。
フィリピの信徒への手紙 4章19節
今日は祈祷会で、使徒言行録13章4〜12節を読んで分かち合いました。
魔術師エリマは妨害してきましたが、逆に目が見えなくなってしまい
そのことで総督セルギウス・パウルスは信仰をもつようになりました。
一見妨害はマイナスに思えますが、逆にそれが逆転の恵みになって
妨害していた人がいたからこそ、魂の救いにつながるということが
あるのだということを、教えられました。
その他にもこの短い箇所から、いろいろなことを気づかされ
教えられました。総督が救われたキプロス島はその後、どうなったか?
島の総督が救われたのだからきっと、福音が広まったのではないか?
エリマの目はいつまで見えなかったのか?
見えるようになったエリマは、その後どうなったのだろう?
魔術を捨ててイエス・キリストを信じただろうか?それとも...
魔術師に対してパウロは、毅然とした態度で睨みつけて語っている。
悪に対しては弱弱しい対応ではなく、毅然としたきっぱりとした態度が必要
エリマに対して「悪魔の子」とパウロは言っているが、魔術は悪魔から来ている
当時のキプロス島には、ユダヤ教の会堂も複数あったが、魔術師もいた。
真の神を礼拝する人々と、悪魔から来る魔術を求める人々の両方いた。
そこにバルナバとパウロは遣わされ、魔術師に負けずに福音を伝えている。
魔術師が総督にまで関わっていたことを考えると、魔術の影響も大きかったか?
総督の政治的決断に、魔術師の影響もかなりあったのかもしれない。
総督はどうしてパウロの話を聞こうと思ったのか?大騒ぎになってたのか?
パウロの話を聞いて信じた総督の側近か誰かがいて、総督に伝えたのか?
バルイエスは異邦人ではなくユダヤ人だったのに、魔術師だったのか...
聖霊によって送り出されたパウロは、聖霊に満たされてエリマに語り奇蹟が起こった
すべては人間の力や知恵ではなく、聖霊の働きだった
パウロが計画して、総督に伝えようと思ってアポイントを取って行動したのではなく
思いがけず総督に呼び出され、エリマの妨害を受け、エリマの目を見え無くし...
いかに聖霊に委ね、任せきっているかが問われていた
パウロは聖霊に満たされていたからこそ、こんな不思議な業を行うことができた
今の日本では、こんなことは聞いたことがないが...充分起こりうること
私たちが、聖霊に満たされることにかかっている
祈ろう!