今日のできごと


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2018/11/24(土)



ごく普通の人間の姿で

 もしイエス・キリストの姿が、いつも神々しく光を放ち
 後光が輝き、見るからに人間ではなく天使のようであったら
 人々はメシアと認識し、つまずかなかったでしょう。

 けれども、変貌山で神々しく輝いたことはありましたが
 普段は、ごく普通のどこにでもいるような人間の姿だったのです。
 だから人々は、つまずいてしまったのです。

 「何だ、こんな男のどこがメシアだ?」と思ったことでしょう。
 ただの、ナザレの大工のせがれじゃないか!
 特に地元の人々は、その思いが強かったでしょう。

 この人は大工の息子ではないか。
 母親はマリアといい、兄弟はヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではないか。
 マタイによる福音書 13章55節

 イエス・キリストは、普通の人間の姿だったのです。
 見るからに神からのメシアだ!というような
 輝かしい風格も、好ましい容姿もなかったのです。

 乾いた地に埋もれた根から生え出た若枝のように
 この人は主の前に育った。
 見るべき面影はなく
 輝かしい風格も、好ましい容姿もない。
 イザヤ書 53章2節

 まったく人間と同じ姿で現れ、へりくだって、
 人間と同じ痛みの感覚を持ちつつ、十字架で死なれ
 私たちの罪を、赦してくださったのです。

 【今日の聖書】
 キリストは、神の身分でありながら、
 神と等しい者であることに固執しようとは思わず、
 かえって自分を無にして、僕の身分になり、
 人間と同じ者になられました。
 人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、
 それも十字架の死に至るまで従順でした。
 フィリピの信徒への手紙 2章6〜8節


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