連絡がなかった一家族が危機的状況だった
東日本大震災後いわき市中央台では、翌朝には固定電話もインターネットも
復旧したので、教会の方々と連絡を取ることができました。
朝9時までに 教会のほぼみんなが無事であることを確認しました。
ところが、若干名から連絡がありませんでした。
ひとりは家の屋根が壊れたため、避難所の学校で泊まっている
ということがわかりましたが、もうひと家族は音信不通でした。
この日、楢葉町から町ぐるみで南小学校に大勢が避難してきたので、
毛布、タオル、歯ブラシなどの提供依頼があって、
そのことに注意がいってしまい、おそらく大丈夫だろうと思っていましたが
実は大変なことが起きていたということを知ったのは、
それから幾日もたってからでした。海に近かったので、
津波が来て、間一髪逃げて助かっていたそうです。
ほかのみんなが大丈夫でも、
確実に全員と連絡がつくまでは、
安心していてはいけないということを教えられました。
自宅が被災したため、他の家で過ごしていたので
連絡がとれなかったということでした。
たぶん大丈夫だろうという思い込みは、
危機的状況を見逃すことになります。
私達が信じている神は、ひとりを確実に大事にされるお方です。
あなたがたはどう思うか。
ある人が羊を百匹持っていて、
その一匹が迷い出たとすれば、
九十九匹を山に残しておいて、
迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。
はっきり言っておくが、
もし、それを見つけたら、
迷わずにいた九十九匹より、
その一匹のことを喜ぶだろう。
マタイによる福音書 18章12〜13節
いつでも、ひとりひとりに心を配る者となっていたいと
そう願っています。
【今日の聖書】
神は、
その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、
永遠の命を得るためである。
ヨハネによる福音書 3章16節
※今日は、中央聖書神学校の卒業式が夜7時半からあります。
動画中継されますので、ご覧ください。
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