殺意に燃えていたサウロが一瞬で変えられた
パウロはまだ救われる以前、イエスの弟子たちを脅迫し、
殺そうと意気込んでいました。
さて、サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、
殺そうと意気込んで、
大祭司のところへ行き、
使徒言行録 9章1節
こんな人に、どうやってイエス・キリストが本当の救い主だと
伝えることができたでしょうか?
人間の知恵と力では、とても不可能なことでした。
しかし、イエスはそれを一瞬でしてくださったのです。
ところが、サウロが旅をしてダマスコに近づいたとき、
突然、天からの光が彼の周りを照らした。
サウロは地に倒れ、
「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」
と呼びかける声を聞いた。
使徒言行録 9章3〜4節
これだけで十分でした。
人が、どうやっても変えることができなかったパウロの心を
イエスは一瞬にして変えて下さったのです。
「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、
答えがあった。
「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
使徒言行録 9章5節
パウロはこの時から、イエスを信じる者へと変えられました。
ただ信じる者に変えられただけではなく、伝道者へと変わったのです。
大迫害者が、大伝道者へと変わっていったのです。
神のしてくださるのは、そういうことです。
人間の力では、どうやっても不可能なことを、
神は一瞬でものの見事に成し遂げて下さるのです。
私達が神により頼む理由は、ここにあります。
私達が祈る理由は、まさにこれなのです。
もうだめだ、どうすることもできない!という状況を神に委ねると、
ものすごいことが起きるのです。
必要なのは、神に信頼して委ねることです。
アナニアはサウロの所に行けと神に言われたとき、行ったのです。
【今日の聖書】
ところで、ダマスコにアナニアという弟子がいた。
幻の中で主が、「アナニア」と呼びかけると、
アナニアは、「主よ、ここにおります」と言った。
すると、主は言われた。
「立って、『直線通り』と呼ばれる通りへ行き、
ユダの家にいるサウロという名の、タルソス出身の者を訪ねよ。
今、彼は祈っている。
使徒言行録 9章10〜11節