松江地域連合牧師会
今日は、松江地域連合牧師会が開かれました。
今年の、市民クリスマスin松江は、12/15(土)になりました。
音楽ゲストは、
みぎわさんの予定です。
今回の開会礼拝のメッセージの聖書箇所は、
創世記11章1~9節のバベルの塔の個所からでした。
神の命令は、「産めよ、増えよ、地に満ちよ。」でした。
1.神はバベルの塔建築をしていた人々を散らされた
神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。
「産めよ、増えよ、地に満ちよ。
創世記 9章1節
あなたたちは産めよ、増えよ
地に群がり、地に増えよ。」
創世記 9章7節
人々はそれをとどめようと、バベルに塔を建てはじめたのです。
彼らは、
「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。
そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。
創世記 11章4節
神は、それを見て言語を乱し、人々を全地に散らされました。
主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、
言われた。
「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、
このようなことをし始めたのだ。
これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。
我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、
互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」
主は彼らをそこから全地に散らされたので、
彼らはこの町の建設をやめた。
創世記 11章5~8節
当時の人々は、自分たちの悪の結果、散らされることになりましたが、
散らされたことは、悪が増長することをとどめる結果になり
当時の世界にとっては、益になっています。
2.神はエルサレム教会の人々を散らされた
新約聖書に目を移すと、初代教会では、ステファノが殉教しています。
ステファノのことで起こったエルサレム教会の迫害で、
信徒たちは散らされていきましたが、それも益に変えられています。
福音宣教が、各地に広がっていく結果になっています。
フィリポはサマリアで伝道し、多くの人々を救いに導いています。
ユダヤとサマリヤの全土に、福音が拡散していったのです。
3.神は人々を散らすことによって良いことをなされている
このように、散らされることが、逆に益に変えられていることを
私達は聖書から知ることができます。
親しい人とはいつまでも一緒にいたいと、普通は思います。
今まで共に交わりをもっていた人々が、散り散りになってしまうことは
寂しく、悲しみを覚えることでもあります。
しかし、もしバベルの塔で四散しなければ罪が増長していたことでしょう。
もし、エルサレム教会だけに人々が留まっていたとしたなら、
福音が、ユダヤとサマリアの全土、地の果てにまで
伝わって行かなかったことでしょう。
むすび.
3月は卒業や人事異動など、別れの季節でもあります。
せっかく今まで一緒にやって来た仲間たちが、
四散してしまう季節でもあります。
けれども、ばらばらになってしまったと、嘆かないで、
その後に、神様がしてくださることを期待していましょう!
神はあえて、人々を散らしてさらに良いことをして下さるからです。
【今日の聖書】
11:1 世界中は同じ言葉を使って、
同じように話していた。
11:2 東の方から移動してきた人々は、
シンアルの地に平野を見つけ、
そこに住み着いた。
11:3 彼らは、
「れんがを作り、
それをよく焼こう」と話し合った。
石の代わりにれんがを、
しっくいの代わりにアスファルトを用いた。
11:4 彼らは、
「さあ、
天まで届く塔のある町を建て、
有名になろう。
そして、
全地に散らされることのないようにしよう」と言った。
11:5 主は降って来て、人の子らが建てた、
塔のあるこの町を見て、
11:6 言われた。
「彼らは一つの民で、
皆一つの言葉を話しているから、
このようなことをし始めたのだ。
これでは、彼らが何を企てても、
妨げることはできない。
11:7 我々は降って行って、
直ちに彼らの言葉を混乱させ、
互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」
11:8 主は彼らをそこから全地に散らされたので、
彼らはこの町の建設をやめた。
11:9 こういうわけで、
この町の名はバベルと呼ばれた。
主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、
主がそこから彼らを全地に散らされたからである。
創世記 11章1~9節