神は愛のお方ですが、同時に正しいお方です。
　悪に対しては、妥協がありません。
　罪は赦されても、罪の容認はありません。

　「主はあなたたちの先祖に向かって激しく怒られた。
　ゼカリヤ書　１章２節

　神の元から離れていた人々に対する、神からのメッセージは
　「神に立ち返らなかった先祖のようであってはならない」
　というものでした。

　あなたたちは先祖のようであってはならない。
　先の預言者たちは彼らに、
　『万軍の主はこう言われる。
　　悪の道と悪い行いを離れて、
　　立ち帰れ』と呼びかけた。
　しかし、彼らはわたしに聞き従わず、
　耳を傾けなかった、
　と主は言われる。
　ゼカリヤ書　１章４節

　それゆえ神は、彼らの先祖に向かって激しく怒られたのです。
　神から離れ去るという罪は、決して容認できるものではありませんでした。
　しかし、彼らの先祖たちは罪から離れず、神に怒られる結果となってしまったのです。

　しかもその怒りは、激しい怒りでした。
　先祖たちは、反面教師として私たちの前に今も示されています。
　私たちも同じです。神から離れているなら、今すぐ神に立ち返るべきなのです。

　神は人が、善ではなく悪を選び取ろうとするのを止められます。
　激しく怒られ、それをとどめようとされるのです。
　それは人が、命ではなく滅びを選んでいるからなのです。

　それでもなお、罪を選んでしまうなら、その最後は永遠の滅びです。
　神は何とかして人を、命へと導こうとされておられるのです。
　神の義は、神の愛と両立しているのです。

　【今日の聖書】
　あなたは彼らに言いなさい。
　万軍の主はこう言われる。
　わたしに立ち帰れ、
　と万軍の主は言われる。
　そうすれば、
　わたしもあなたたちのもとに
　立ち帰る、
　と万軍の主は言われる。
　ゼカリヤ書　１章３節