今日のできごと


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2018/6/20(水)



賢者の宣教〜旧約聖書の知恵文学から〜

 今日は西日本宣教セミナーで、関西聖書神学校校長の鎌野直人先生の
 賢者の宣教というテーマの講演を、伺いました。
 ヨブ記から雅歌に至る、所謂旧約聖書の知恵文学は、

 「神のかたち」に生きるという、
 「人間に与えられた使命」の本質に関わる課題について
 取り組んでいるということでした。

 「神のかたち」に造られた人間の特徴とは、一体なんであるか?
 それは、「被造物であるにもかかわらず、他のすべての被造物とは異なった
 『神のかたち』を持っていることにある」ということです。

 神が、すべての被造物を支配するお方であるにもかかわらず、
 神は人に「すべての被造物を支配する権限」を与えられ、
 人が、すべての被造物を支配するようになさいました。

 神は彼らを祝福して言われた。
 「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。
  海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」
 創世記 1章28節

 人間は、他の被造物と同様に神に絶対的に依存している存在でありながらも、
 他の被造物とは異なり、あたかも神がなされるように、
 他の被造物を支配する力が、特別に与えられているのです。

 ここからはじめて、箴言、ヨブ記、コヘレトの言葉から
 神のかたちとして造られた人間の、本来あるべき姿について
 非常に示唆に富むお話を、伺うことができました。

 詳しくは、今後著される本に記されるようですので、
 その出版を、待ってそこから学んでいただくことになります。
 出版に先駆けて、有意義な学びができたことを感謝しています。

 【今日の聖書】
 神は言われた。
 「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。
  そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うもの
  すべてを支配させよう。」
 神は御自分にかたどって人を創造された。
 神にかたどって創造された。
 男と女に創造された。
 創世記 1章26〜27節


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