わたしを離れては何もできない
「私は自分の力だけで、良いことができる」と思っていたとしても、
実はできません。人間の力だけで、良いことは何もできません。
イエスを離れていては、人は自分で何も良いことができないのです。
罪を犯すことは、やろうとしなくてもやってしまうのに
良いことを行うことについては、やろうと思っていても
なかなかできないのです。それが罪人の本質です。
だから祈るのです。
主に信頼し、主に委ね、主にやっていただくのです。
「自分にはできない」との認識から、祈りは始まります。
そもそも自分自身の罪を、自分ではどうすることもできなかったのです。
自分の良い行いや、自分の力によってではなく、
イエス・キリストの十字架の血潮によってのみ、赦されているのです。
キリストなしに自分の罪の赦しがなかったように、
キリストなしに、何の良いことをする力も知恵もあり得ません。
良かれと思ってしたことが、裏目に出てしまうのです。
大切なことは、主により頼むことです。
自分の考えと、自分の力だけでやろうとしないことです。
何事についても、祈るのです。
【今日の聖書】
わたしを離れては、
あなたがたは何もできないからである。
ヨハネによる福音書 15章5節(後半)