兄弟の不幸を眺めていてはならない
オバデヤ書12節には、次のような言葉が記されています。
兄弟が不幸に見舞われる日に
お前は眺めていてはならない。
ユダの人々の滅びの日に
お前は喜んではならない。
その悩みの日に
大きな口をきいてはならない。
オバデヤ書12節
人に直接悪事を働かなくても、
人の不幸をただ眺めているだけだったり、
人の不幸を喜んでいたりした場合、
それも神の前には喜ばれない罪であることが、わかります。
エドム人は、神からこの点を厳しく指摘されているのです。
簡単に言えば、兄弟に対する愛の欠如です。
不幸に見舞われた人々に対しては、自分のことのように考えて
助けの手を伸べ、実際の行動に移す必要があります。
めいめい自分のことだけでなく、
他人のことにも注意を払いなさい。
フィリピの信徒への手紙 2章4節
自分のことばかりでなく、隣人のことにも注意深くあるべき事が
勧められています。
だれでも、自分の利益ではなく他人の利益を追い求めなさい。
コリントの信徒への手紙一 10章24節
私たちは、自分の利益ではなく他人の利益を追い求めるべき存在なのです。
それができるように、今日も神に助けを祈っていきたいと願います。
隣人を自分自身のように愛することが、私たちに求められています。
【今日の聖書】
兄弟が不幸に見舞われる日に
お前は眺めていてはならない。
ユダの人々の滅びの日に
お前は喜んではならない。
その悩みの日に
大きな口をきいてはならない。
オバデヤ書 1章12節