今日のできごと


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2019/12/28(土)

 

預言者ダビデ

1.羊飼いダビデ

 ダビデは、少年の頃は羊飼いでした。

 サムエルはエッサイに尋ねた。
 「あなたの息子はこれだけですか。」
 「末の子が残っていますが、今、羊の番をしています」
 とエッサイが答えると、サムエルは言った。
 「人をやって、彼を連れて来させてください。
  その子がここに来ないうちは、食卓には着きません。」
 サムエル記上 16章11節

 ダビデはエッサイの末っ子で、羊の番をしていました。
 後に王になることになりますが、少年時代のダビデは王子でも何でもなく
 羊飼いだったのです。友人ヨナタンは、王子でした。

2.琴の奏者ダビデ

 ダビデはまた、竪琴を奏でる人でした。

 サウルは家臣に命じた。
 「わたしのために竪琴の名手を見つけ出して、連れて来なさい。」

 従者の一人が答えた。
 「わたしが会ったベツレヘムの人エッサイの息子は
  竪琴を巧みに奏でるうえに、
  勇敢な戦士で、戦術の心得もあり、
  しかも、言葉に分別があって外見も良く、
  まさに主が共におられる人です。」

 サウルは、エッサイに使者を立てて言った。
 「あなたの息子で、羊の番をするダビデを、
  わたしのもとによこしなさい。」
 サムエル記上 16章17〜19節

 ダビデは、竪琴を巧みに奏でる人物だったことがわかります。
 竪琴を弾くのが、かなり上手だったことがわかります。
 そのため、サウル王のもとに直々に召されるのです。

 技に熟練している人を観察せよ。
 彼は王侯に仕え
 怪しげな者に仕えることはない。
 箴言 22章29節

 まさに竪琴に熟練していたダビデは、サウル王に仕えたのです。

3.王ダビデ

 サウル王がペリシテ軍との戦いで、ギルボア山上で戦死した後、
 ダビデはエルサレムで、王として
 イスラエルと、ユダの全土を統治することになります。

 ダビデは三十歳で王となり、四十年間王位にあった。
 七年六か月の間ヘブロンでユダを、
 三十三年の間エルサレムでイスラエルとユダの全土を統治した。
 サムエル記下 5章4〜5節

 ダビデは40年間王として、治めたのです。

むすび.預言者ダビデ

 そして彼は、預言者でもありました。
 「まさに主が共におられる人です。」と紹介されていますが
 ダビデは主と共に歩み、預言者として預言もしています。

 ダビデは預言者だったので、
 彼から生まれる子孫の一人をその王座に着かせると、
 神がはっきり誓ってくださったことを知っていました。
 そして、キリストの復活について前もって知り、
 『彼は陰府に捨てておかれず、
  その体は朽ち果てることがない』
 と語りました。
 使徒言行録 2章30〜31節

 キリストの復活を、預言していたのです。

 【今日の聖書】
 ダビデは預言者だったので、
 彼から生まれる子孫の一人をその王座に着かせると、
 神がはっきり誓ってくださったことを知っていました。
 使徒言行録 2章30節


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