痛みと屈辱の中でよくぞ賛美できたものだ
パウロとシラスは、フィリピで捕らえられます。
牢に入れられるのですが、その前に何度も鞭で打たれるのです。
そして、何度も鞭で打ってから二人を牢に投げ込み、
看守に厳重に見張るように命じた。
使徒言行録 16章23節
どれ程の痛みだったか、しれません。
しかも、屈辱的なことでもあったのです。
この命令を受けた看守は、二人をいちばん奥の牢に入れて、
足には木の足枷をはめておいた。
使徒言行録 16章24節
牢の中では、いちばん奥の牢に足に木の足枷をはめられて
閉じ込められるのです。
にもかかわらず、パウロとシラスは賛美の歌をうたって神に祈っていたのです。
真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、
ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。
使徒言行録 16章25節
牢の中で、痛みと屈辱の中で「よくぞ賛美できたものだ」と思います。
ちょっと体の調子が悪いと、賛美できなくなってしまう
そういう弱さを私たちはもっていますが、それとは大違いです。
聖霊に満たされ、聖霊の力をいただくということはそういうことなのです。
自分の力、人間的な思いでは、到底できそうもないことを
聖霊の力によれば、やすやすとやってのけられるのです。
希望がまったく持てないような、困難極まりない状況においても
聖霊の力によって、私たちは希望に満ちあふれさせて頂けるのです。
今日も聖霊を求め、聖霊によって強くされて生きていきたいと願います。
【今日の聖書】
希望の源である神が、
信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とであなたがたを満たし、
聖霊の力によって希望に満ちあふれさせてくださるように。
ローマの信徒への手紙 15章13節