3人の会堂長
1.ヤイロ
ヤイロは会堂長でした。
そこへ、ヤイロという人が来た。
この人は会堂長であった。
彼はイエスの足もとにひれ伏して、
自分の家に来てくださるようにと願った。
ルカによる福音書 8章41節
ヤイロはイエスを信じていました。
そして12歳になる娘を、死から生き返らせてもらっています。
イエスの素晴らしい御業を、家族で体験しているのです。
2.クリスポ
クリスポも会堂長でした。
会堂長のクリスポは、一家をあげて主を信じるようになった。
また、コリントの多くの人々も、パウロの言葉を聞いて信じ、洗礼を受けた。
使徒言行録 18章8節
クリスポはコリントにあったユダヤ人の会堂の、会堂長でしたが
パウロの語る言葉を受け入れて、クリスチャンになっています。
しかも一家をあげて主を信じています。
3.ソステネ
ソステネも、コリントの会堂長でした。
パウロは一年六か月の間ここにとどまって、人々に神の言葉を教えた。
ガリオンがアカイア州の地方総督であったときのことである。
ユダヤ人たちが一団となってパウロを襲い、法廷に引き立てて行って、
使徒言行録 18章11〜12節
ユダヤ人たちによって、地方総督ガリオンにパウロが訴えられた時
ガリオンはその訴えを却下しますが、その時群衆はソステネを殴りつけています。
すると、群衆は会堂長のソステネを捕まえて、法廷の前で殴りつけた。
しかし、ガリオンはそれに全く心を留めなかった。
使徒言行録 18章17節
殴りつけられたところをみると、ソステネも
パウロの仲間と見られていた、と考えていいでしょう。
むすび.3人の会堂長たちはイエスを信じる信仰をもった
各地にあったユダヤ人の会堂では、聖書の教えがなされており
パウロたちもしばしば会堂で、ユダヤ人たちに福音を説き聞かせています。
ファリサイ派の人々や律法学者たちが、イエスに口汚く反発していたのに対し
会堂長だった人々がイエスを信じているところが、対照的です。
上記3人の会堂長たちは、ファリサイ派の人々や律法学者たちとは違い
心を開いて福音を受け入れ、ヤイロやクリスポなどは信仰が家族に及んでいます。
【今日の聖書】
会堂長のクリスポは、一家をあげて主を信じるようになった。
また、コリントの多くの人々も、パウロの言葉を聞いて信じ、洗礼を受けた。
使徒言行録 18章8節