以前と今
フィレモンにとってオネシモは、以前は役に立たない者でしたが
パウロがフィレモンに手紙を送った時には、役立つ者へと変えられていました。
人は神によって変えられるということを、ここから教えられます。
オネシモは、パウロの元でイエス・キリストを信じる人へと変えられました。
監禁中にもうけたわたしの子オネシモのことで、
頼みがあるのです。
フィレモンへの手紙 1章10節
パウロはオネシモのことを、
「監禁中にもうけたわたしの子オネシモ」と、言っています。
何とパウロが監禁中に伝道をして救われたのが、オネシモなのです。
監禁中だろうと、どこであろうと、
パウロが熱心に伝道していたことが、ここから伝わってきます。
そしてその結果救われたオネシモは、大きく変えられることになるのです。
フィレモンにとっては、オネシモは、以前は役に立たない者
何らかの損害を与えて、そこから逃げていた者でしたが
パウロが手紙を送った時には、180度変わって、
奴隷と主人という関係から、主にある兄弟となって
信仰を共にする、仲間になっていたのです。
共に、神の家族の一員となっていたわけです。
フィレモンは、以前のことばかりに目を向けていてはならなかったのです。
新しく変えられた、オネシモを見る必要があったのです。
古いかつての損害を与えていた頃のオネシモの姿を、忘れる必要があったのです。
【今日の聖書】
彼は、以前はあなたにとって役に立たない者でしたが、
今は、あなたにもわたしにも役立つ者となっています。
フィレモンへの手紙 1章11節