劣悪な環境でも
今朝の松江は積雪8センチほどでしたが、道路は渋滞していました。
7時前はさすがにガラガラでしたが、7時半頃にはかなり渋滞になっていて
普段車で15分あれば行けるところが、30分ほどかかりました。
たかだか積雪8センチでも、時間的に余裕を見ておく必要があります。
「道路は、のろのろの車でいっぱいだ」ということを念頭に入れておく必要があります。
また車道に普通はいないはずの、歩行者や自転車がいるということも予想しておくことが必要です。
聖書の中にも、人でいっぱいだったという記録があります。
あのローマ皇帝アウグストゥスによる、人口調査の時の状況がそうでした。
ヨセフとマリアがベツレヘムに着いた時も、そこは人でいっぱいでした。
ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、
初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。
宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
ルカによる福音書 2章6〜7節
本来は宿屋に泊まるはずでしたが、泊まる場所がないほど人が多かったのです。
夜になっても泊まる部屋がないというのは、切羽詰まった状況です。
しかも、今にも生まれそうな臨月の妻をかかえたヨセフにとって
それは、心中穏やかではないことだったと思われます。
しかしこのふたりは、無事に出産を終え生まれた子を飼い葉おけに寝かせています。
危機的状況であわてることなく、臨機応変に対応している姿に驚きます。
泊まるところがないので、家畜小屋で良しとするところ、
生まれた子を寝かせるところがないので、飼い葉桶を使ったところ
出産という一大事に、極悪な環境であってもその場にあるものでしのぐ姿は
私たちの見習うべき姿でも、あるでしょう。
こういう夫婦の間に、救い主が生まれるように神は計画されていたのです。
劣悪な環境でも不平不満をならすことなく、臨機応変に対応する姿
そこに忍耐強さと、神への信頼をみることができます。
私たちも、劣悪な環境下で危機的状況を通らされることが、
あるいは、あるかもしれません。
そんな時に、あのヨセフとマリアの姿を思い出し
神を信頼して、どこまでも忍耐して平安でい続けたいと思います。
神はそんなヨセフとマリアに、生まれたばかりの救い主イエスを委ねられたのです。
【今日の聖書】
ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、
初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。
宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
ルカによる福音書 2章6〜7節