陰謀を悟ったパウロ
1.パウロは陰謀を見抜いた
ダマスコにいたパウロ(当時はサウロ)は、イエスに反対するユダヤ人たちに
殺されそうになります。彼らは、昼も夜も町の門でパウロを見張っていました。
けれどもその陰謀を、パウロは見抜きます。
2.パウロは敵の手から逃れた
そして夜のうちに、彼の弟子たちによって城壁づたいにつり降ろされ
その町から、避難することができたのです。
もしこの時、ユダヤ人たちに捕らえられて殺されていたらどうだったでしょうか?
3.パウロは陰謀から逃れたからこそ大いなる働きができた
使徒言行録13章以降に記されている、パウロの伝道旅行はなかったのです。
この時陰謀を見破り、弟子たちによって助け出されたからこそ
パウロは、アンティオキアの教会から異邦人伝道へと送り出され
異邦人伝道を成し遂げることが、できたのです。
ダマスコの町での危機回避は、後の素晴らしい主の働きへと続いています。
むすび.信じて従う者に対する主の守りは確実
たとえいかなる陰謀が巡らされようとも、主に従う人々に対する主の守りは
確実で、主の働きを止めることはできないのです。
主は力強く、そして全知全能のお方です。
信じて従う者たちを、あらゆる所において守られ導いて下さるのです。
【今日の聖書】
かなりの日数がたって、ユダヤ人はサウロを殺そうとたくらんだが、
この陰謀はサウロの知るところとなった。
しかし、ユダヤ人は彼を殺そうと、昼も夜も町の門で見張っていた。
そこで、サウロの弟子たちは、夜の間に彼を連れ出し、
籠に乗せて町の城壁づたいにつり降ろした。
使徒言行録 9章23〜25節