天使が告げ知らせた
イエス・キリストの降誕を、まず初めに知らせたのはひとりの天使でした。
ひとりの天使が、野宿していた羊飼いたちに
キリスト降誕の知らせを、告げたのです。
天使は言った。
「恐れるな。
わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。
この方こそ主メシアである。
あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。
これがあなたがたへのしるしである。」
ルカによる福音書 2章10〜12節
その後、多くの天の軍勢が現れて、主に向かって賛美するのです。
すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
「いと高きところには栄光、神にあれ、
地には平和、御心に適う人にあれ。」
ルカによる福音書 2章13〜14節
とても大切な知らせだった故、天使がその知らせを告げました。
こんな不思議な方法で、神は羊飼いたちに救い主降誕の知らせを届けました。
羊飼いたちにとっては、もはや生まれた幼子を探さずにはおられない
そんな体験だったはずです。
そして、彼らの生涯において、決して忘れられない体験として残ったことでしょう。
このように、喜びの知らせはまず天使が人に伝えたのです。
【今日の聖書】
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
ルカによる福音書 2章8〜9節